Go to contents

在韓米軍韓国人従業員、史上初めて無給休職

在韓米軍韓国人従業員、史上初めて無給休職

Posted April. 01, 2020 07:55,   

Updated April. 01, 2020 07:55

한국어

在韓米軍の駐留経費負担に関する特別協定(SMA)交渉で妥結が遅れ、在韓米軍の韓国人従業員4000人余りが在韓米軍駐留史上初めて無給休職になった。米国がSMAが妥結しなければ給与を受け取ることができない韓国人従業員を人質にして交渉を有利に運ぼうとしているという批判が起こっており、今回の事態が韓米同盟に悪影響を与えることが懸念されている。

外交当局によると、韓米両国は無給休職開始前日の31日まで電話交渉などを続けたが、意見の相違を縮めることができなかった。米国が駐留経費負担の大幅引き上げを譲らず、政府は受け入れられないと結論を下した。このため、無給休職が始まるまでにSMA交渉を終えるという政府の構想は失敗に終わった。米国は昨年の負担額の約30億ドル増額の約40億ドル(約5兆ウォン)を要求しているという。

政府は先月中旬、米ロサンゼルスで駐留経費負担交渉を開催し、SMA交渉とは別に韓国人従業員問題を解決することを提案したが、米国はこれを拒否した。このため、無給休職事態を阻止する唯一の方法はSMA交渉全体を妥結すること以外になかった。米国は、韓国人従業員の生計がかかった無給休職が始まる場合、韓国が積極的に協議に臨み、自国に有利に交渉が進む可能性が高いと判断しているという。

4月1日が韓米両国に一種の「目標妥結期限」と見られていたため、無給休職の突入で交渉動力が弱まる可能性があるという指摘も出ている。外交当局者は、「無給休職が始まれば、交渉を促進するモメンタムが消えることになる」と話した。


韓基渽 record@donga.com · 申圭鎭 newjin@donga.com