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劇場街はコロナ不況がMERSの時より深刻

劇場街はコロナ不況がMERSの時より深刻

Posted March. 17, 2020 08:11,   

Updated March. 17, 2020 08:11

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MERS(中東呼吸器症候群)の時よりも長くて深刻である。新型コロナウイルス感染症による劇場の観客減少が長期化の兆しを見せている。映画振興委員会が最近発表した2月の韓国映画産業の決算によると、先月の観客は737万人で、2005年2月以降最低値を記録した。2009年に新型インフルエンザ、2015年にMERSが拡散した時よりもさらに深刻な状況だ。

映画振興委員会によると、2015年6月1日にMERSによる初の死者が出た後、映画館の観客は、9日間大幅に減ったが、徐々に回復傾向を見せた。同月11日に映画「ジュラシックワールド」が公開され、全体観客動員数は前年と同様の流れを維持した。この映画は、554万人が見て興行にも成功した。

一方、コロナウィルスは、感染者が訪れた映画館が休業した翌日の先月1日から今月16日まで、映画館の観客が連日大きな下げ幅を見せながら減少した。先月最初の週末だった1日や2日は、週末の観客が209万人に達したが、毎週減って、先週末(3月14日、15日)は19万人に激減した。

感染者の動線に映画館が含まれ、該当劇場全体が防疫のために休館するなど、積極的な措置がとられたうえ、コロナウィルスの追加拡散を防ぐために、市民が積極的に「社会的距離確保」に参加して、多数の人が利用する施設である劇場、映画館を避けている現象が続いているからだ。

映画配給会社は試写会をはじめとする様々な映画プロモーションイベントを中止し、公開日を先送りしていることもMERSの時とは明確に違う。

映画輸入配給会社協会は、さらに悪化している映画界の低迷傾向を少しでも打開するために、未公開の海外新作を上映する「映画にふさわしい日常のための新作展」を19日から、ソウル鍾路区(チョンノグ)のシネキューブなどで開く。ドキュメンタリー「シュウィング!ブルーノートレコードストーリー」を皮切りに、日本の俳優・樹木希林の遺作「モリのいる場所」と「燃える女の肖像」で国内ファンを保有しているフランスの俳優アデル・エネル主演の「Orphan」など、10数本が上映される。


李?? baltika7@donga.com