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大統領府、「新型コロナで財界の提案をすべて受け入れ」

大統領府、「新型コロナで財界の提案をすべて受け入れ」

Posted February. 20, 2020 08:23,   

Updated February. 20, 2020 08:23

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、新型コロナウイルス感染症(COVID19)について、「地域社会の感染対応体系を大幅に強化し、確実な防御網を構築する必要がある」とし、「病院、療養施設などの脆弱施設や教会などの大衆利用施設に対する防疫を一層強化しなければならない」と述べた。新型コロナの終息の可能性に触れ、経済対策に集中した文大統領が、大邱(テグ)で感染者が大量に発生したことを受け、再び防疫強化を指示したのだ。

文大統領は同日、全国市道教育監招請懇談会で、「今日感染者が大幅に増えたという報告を受けた」とし、このように話した。文大統領は、「大邱は今非常事態だが、似たようなことがどこででも起こり得るため、学校当局も緊張してほしい」とし、「休校や始業の延期は減っているが、子どもたちの安全が何よりも優先だ」と強調した。大統領府は同日、大企業の総師や最高経営責任者(CEO)が13日に、文大統領との懇談会で新型コロナ事態と関連して要請した16の提案事項をすべて受け入れると明らかにし、「企業も政府を信じて新型コロナ状況の以前に予定した投資を支障なく進めることを期待する」と述べた。大統領府が直接、再び企業の投資拡大を要請したのだ。

大統領府が受け入れた経済界の提案事項は、航空運送の関税の引き下げ、韓中貨物運送減便の最小化、中小企業・小商工人の財政対策の準備などだ。三星(サムソン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が内需拡大に向けた案として要請した会食の活性化と関連して、自律的な会食は週52時間制と関係がないということを積極的に広報すると明らかにした。

一方、文大統領が9日に忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)の伝統市場の訪問した際、「(景気が)乞食のようです(最悪という意味)」と言った商人が親文(親文在寅)支持層の激しい攻撃を受けていることに対して、文大統領は同日「気の毒」という反応を示したと、大統領府は明らかにした。姜珉碩(カン・ミンソク)大統領府報道官は、「大統領が『この惣菜店の社長を代弁してほしい』と述べた」とし、「(大統領は)庶民的で気さくな表現であり、全く悪意はなく、よくある状況表現と受け止めた」と話した。

ただし大統領府は、「大統領が支持層に自制を要請したのか」という質問には、「惣菜店の社長が苦境に立たされたことに対して『気の毒』ということであり、支持層に対する反応ではない」と答えた。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com