大統領府「米政府の方針とは思えない」、ＣＮＮの「大統領選まで米朝対話しない」報道に疑問示す

トランプ米大統領が１１月の米大統領選まで米朝首脳会談をしないとしたＣＮＮの報道に関連し、大統領府が受け入れ難いとの態度を示した。ホワイトハウスと北朝鮮を説得し、非核化対話の手綱を放さない考えだ。

大統領府関係者は１２日、「それ（大統領選まで米朝首脳会談をしないというＣＮＮの報道）が米政権の方針とは思っていない」と述べた。その上で「最終的に我々が知っている話ではない。ＣＮＮの報道に対して立場を表明することには無理がある」とも述べた。ロバート・オブライエン大統領補佐官（国家安全保障担当）まで、「追加の米朝首脳会談が適切かは見なければならない」と明らかにしたが、大統領府は希望を捨てていない。

大統領府はその代わり、ホワイトハウスを説得して個別観光など独自の南北協力を貫徹させる計画だ。先週米国を訪れた金鉉宗（キム・ヒョンジョン）国家安保室第２次長は同日、ドイツ・ミュンヘン安保会議に参加するために出国した。同会議には、ポンペオ米国務長官などが参加する予定だ。大統領府関係者は、「今年は南北関係の進展がなければならないため、水面下でできるあらゆる努力をしている」と伝えた。

　

しかし米国は、対北朝鮮制裁の順守などでの韓米の協力を強調している。「ボイス・オブ・アメリカ」（ＶＯＡ）は同日、「南北の協力が非核化の進展と歩調を合わせるよう韓国と調整している」という米国務省関係者の発言を報じた。


韓相準 alwaysj@donga.com