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日本クルーズ船で感染者急増、韓国国民14人の移送を積極的に検討すべきだ

日本クルーズ船で感染者急増、韓国国民14人の移送を積極的に検討すべきだ

Posted February. 13, 2020 07:45,   

Updated February. 13, 2020 07:45

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12日、横浜港に停泊中のクルーズ船で、新たに乗客・乗員39人の新型コロナウイルスの感染が確認された。5日の1次検査で10人に陽性反応があったが、1週間後に174人にのぼるほど急速に拡大したのだ。この船には、日本人約1200人をはじめ、56ヵ国約3700人が搭乗しており、乗客9人、乗員5人の計14人の韓国国民も共に隔離されている。

 

クルーズ船の韓国国民はまだ感染していないという。このため、感染する前に早く韓国国内に移送しなければならないという声が多い、政府は11日、送還計画がないと明らかにした。日本政府が適切な措置を取っており、感染症は該当地域で統制と治療することが原則なので移送議論はまだ早いということだ。

日本政府は2日、最初の感染者が搭乗して降りたという通知を受けても、数日間、乗客の移動を制限せず、拡散を放置した。また、乗客全員の検査をめぐって混乱を来たし、感染の症状があるか感染者と濃厚に接触した人だけ検査をしている。日本政府は、クルーズ船内の感染者を自国内の感染者数に集計していないが、これを含める場合、中国の次に多くなり、観光、経済などが打撃を受けることを憂慮している。

 

感染者が続出しているのに、1千人余りの乗員は狭い空間で乗客の食事を準備し、トイレも共同だという。外部と遮断されたため、船内の感染は放置されていたわけだ。日本の中でも非難世論が激しく、インド人の乗員が自国の首相に救助を要請するなど、乗客と乗員は危険で辛い時間を送っている。

韓国政府も、自国民保護の次元で日本政府により積極的な対策を求めるべきであり、日本が生ぬるい態度に出れば、韓国への移送を推進しなければならない。政府は、他の国家の移送計画もまだなく、移送過程での感染拡大を憂慮している。しかし、韓国の医療水準を考えると、積極的に出てもいいだろう。該当地域が統制するという原則も適切な対応がなされる場合の話だ。自国民が感染の検査も受けられずに船内に放置されているのに、対応は領事館を通じてモニタリングだけというのは、あまりにも消極的な対応だ。