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文大統領「過度な恐怖で萎縮する必要はない」

文大統領「過度な恐怖で萎縮する必要はない」

Posted February. 11, 2020 08:40,   

Updated February. 11, 2020 08:40

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、新型コロナウイルス(新型コロナ)感染症について、「韓国ではまだ重症疾患ではなく致死率も高くない」とし、「実際よりも過度な不安と恐怖で萎縮する必要はない」と述べた。

文大統領は同日、大統領府で開かれた首席・補佐官会議で、「(新型コロナと関連して)ひとつ明らかなことは、我々が十分に管理でき、克服できるということだ」とし、このように話した。さらに、「今のところ安心してもいいだろう」とし、「検査者が増え、一時的に感染者が増える可能性はあるが、早急な診断と治療が可能になり、地域社会への拡散防止に大いに貢献するだろう」と強調した。前日に忠清北道鎮川(チュンチョンプクト・ジンチョン)と忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)を訪れ、「運悪く感染したとしても、適切な治療を適時に受ければ、十分に治療できる」と話したのに続き、同日も国民の不安を鎮めることにメッセージを集中させた。

長期化している新型コロナ事態による経済心理の萎縮も警戒した。文大統領は、「新型コロナは、息を吹き返した経済に予期せぬ打撃を与え、輸出と観光、生産と消費が大きな困難に直面している」としつつも、「病気が落ち着くのをただ待っていることはできない」と強調した。そして、「政府は可用な資源を総動員して支援する」とし、「業種・企業・地域別に支援策を設け、中小企業や零細小商工人に対する資金の支援にもスピードを出す」と述べた。

しかし、感染者の増加傾向がまだ弱まっていないうえ、第3国の感染者が流入する状況で、文大統領が依然として楽観的な展望を見せたのではないかという指摘も出ている。最大野党「自由韓国党」の沈在哲(シム・ジェチョル)院内代表は、最高委員会議で、「泥縄式に措置をとる政府の無能な姿がパノラマのように続いている」とし、「文大統領は中国の顔色を見ず、入国制限の対象地域を拡大する画期的な措置をとるよう願う」と述べた。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com