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ハリス米大使、「チャパグリ」食べて授賞式

ハリス米大使、「チャパグリ」食べて授賞式

Posted February. 11, 2020 08:41,   

Updated February. 11, 2020 08:41

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「ジェシカは一人娘、イリノイ、シカゴ、科の先輩はキム・ジンモ、彼は君のいとこ~」

映画「パラサイト」の中のギジョン(パク・ソダム)が、ギウ(チェ・ウシク)とパク社長(イ・ソンギュン)の家の玄関のチャイムを押す前、彼らが作った仮想の人物である「ジェシカ」のプロフィールを覚えるために「独島(ドクト、日本名・竹島)は、我が領土」を改詞して作った歌だ。この歌は、「ジェシカソング」、「ジェシカ・ジングル」と名づけられ、人気を呼んだ。ツイッター、インスタグラムなどのSNSで流行する要素を応用して作った写真や動画で共有された。

「パラサイト」の北米配給会社ネオンは、パク・ソダムが直接ジェシカソングを歌う映像をSNSに掲載した。パク・ソダムは映像で、「玄関のチャイムの歌を習いたい人にこの歌を捧げる」とした。ネオンは、ジェシカソングを着信音にして、ダウンロードできるようにした。ジェシカソングに登場するジェシカ、イリノイ、シカゴなど英語の文面が書かれたTシャツとマグカップも登場した。

チュンスク(チャン・ヘジン)がパク社長の息子のために突然、料理する。「チャパグリ」もブームとなった。チャパグリへの関心が大きくなると、韓牛を入れたチャパグリの誕生の背景について、ポン・ジュノ監督が直接明らかにした。ポン監督は昨年10月、米ハリウッドで開かれた試写会直後の懇談会で、「2つのインスタントヌードルを混ぜた。一つはジャージャー麺で、もう一つは辛いラーメン。金持ちは普通、高くて健康な食べ物だけ食べるので、こうしたものはあまり食べないが、子どもには人気がある。『子供は子供』ということを見せるために、このシーンを入れた」と明らかにした。そして「母親がその上に金持ちらしいトッピングをした。そこは私の創作」と説明した。

米国のハリー・ハリス駐韓大使は10日、「パラサイト」が脚本賞を受賞した直後、ツイッターに祝いの挨拶とともに「大使館職員と『チャパグリ』を食べてオスカー授賞式の観戦パーティーを楽しんでいる」とし、カップラーメンなどの写真を載せて注目を集めた。

各国で制作した「パラサイト」のポスターも話題になった。フランス、スイス、ドイツでは、キム・サンマン監督がデザインした既存ポスターに「侵入者を探せ」という文句を入れた。香港とマカオでは「上流妓生族」と題して「貧困が行き止まりではないかも知れない」というコピーを、日本では「半地下の家族」という副題がついた。英国の配給会社は、パク社長の家のあちこちを9つの画面に分割したポスターを披露した。このポスターはパク社長の家のテーブルの下にオスカー賞のトロフィーを隠し、機転が利いていると好評だ。


金哉希 jetti@donga.com · 申나리 journari@donga.com