Go to contents

鄭夢九会長、米自動車殿堂入りへ

Posted February. 08, 2020 08:54,   

Updated February. 08, 2020 08:54

한국어

鄭夢九(チョン・モング)現代(ヒョンデ)自動車グループ会長(写真)が、現代・起亜(キア)自動車を世界的自動車企業に成長させた功労を認められ、「自動車殿堂(Automotive Hall of Fame)」に入る。品質マネジメントの原則を守りながらも、類のないスピードのグローバル生産基地の拡張で、世界の自動車歴史に残る成果を成し遂げたという。

現代自グループは7日、鄭会長が、世界自動車産業で最も権威を認められている「自動車殿堂」に韓国人としては初めて殿堂入りすると明らかにした。米「自動車殿堂」は1939年に設立され、これまで毎年3つの部門で受賞者を選定してきた。

特に、世界の自動車歴史に残る成果と業績をもとに、自動車産業の発展に重大な貢献をした人物に贈られる殿堂入りは、最も栄誉ある賞に挙げられる。フォード創設者のヘンリー・フォード(1967年)、発明家トーマス・エジソン(1969年)、ベンツ創立者カール・ベンツ(1984年)、ホンダ創業者・本田宗一郎(1989年)、トヨタ創業者・豊田喜一郎(2018年)など、既存の受賞者たちの面々がこれを裏付ける。

自動車殿堂側は、「鄭会長は、現代自グループを成功した仲間に肩を並ばせた業界のリーダーだ」とし、「起亜自の成功的な再生、グローバル生産拠点の拡大、高効率事業構造の構築など、鄭会長の数多くの成果は、自動車産業の伝説的な人物たちと肩を並べている」と選定理由を明らかにした。

実際鄭会長は1997年の国際通貨基金(IMF)通貨危機当時、国内自動車メーカーが激しい危機に見舞われた状況で起亜自動車を買収し、成功裏に再生させて世界的な自動車メーカーへと育成した。これを足掛かりに現代・起亜自は2010年、「グローバルトップ5」の自動車企業に成長できた。

また、品質マネジメントという経営理念を掲げた鄭会長は、グローバル主要地域に積極的に現地工場を建設して、世界の自動車史上類のない急速な成長を遂げて注目された。海外工場を建設する際は国内部品メーカーと一緒に進出し、産業のコア素材である鉄鋼生産のために一貫製鉄所(現代製鉄)を建設したことも、自動車産業の好循環型生態系を構築したと評価されている。授賞式は、今年7月に米デトロイトで行われる。


金道炯 dodo@donga.com