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自国民を武漢から帰国させられないアフリカの国々

自国民を武漢から帰国させられないアフリカの国々

Posted February. 07, 2020 08:18,   

Updated February. 07, 2020 08:18

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 「大統領の子どもが中国武漢にいたらどうしますか」

5日、セネガルの首都ダカールで涙の記者会見が開かれた。新型コロナウイルス(新型コロナ)感染症の発源地である中国武漢に留学している子を持つ家族がこのように叫んだ。

3日、フランスの国際ラジオ放送(RFI)やAFP通信によると、彼らは3日、セネガルのマッキー・サル大統領がチャーター機で武漢の自国民を帰国させることは容易でないと明らかにしたことを受け、批判する記者会見を行った。先月23日から封鎖措置に入った武漢には、セネガル人13人が滞在している。

アルジャジーラ放送によると、セネガルの他にもウガンダ、ジンバブエ、ザンビア、スーダンのようなアフリカの国々が武漢に滞在する自国民の帰国を事実上、あきらめた。チャーター機を送ることができない貧しいこれらの国は、「中国政府が私たちの国民を保護してくれると信じる。国民は室内に留まって中国の措置に従ってほしい」と発表した。自国民の帰国を考えていないことを示唆したのだ。

アフリカ貧困国が武漢内の自国民の帰国に消極的なのは、劣悪な保健医療状況のためでもある。なんとか武漢から自国民を帰国させても、彼らを隔離し、診断・治療する施設や医療スタッフが整っていない。特に帰国者の中で新型コロナの感染者がいる場合、国内の感染拡大も懸念される。この場合、国全体が混乱に陥る恐れがあると、外信は指摘した。


李世亨 turtle@donga.com