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弾劾裁判、トランプ氏に無罪評決 

Posted February. 07, 2020 08:20,   

Updated February. 07, 2020 08:20

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トランプ米大統領の「ウクライナ疑惑」に対する弾劾条項について、上院の弾劾裁判が、無罪の評決を下した。これでトランプ氏は下院の弾劾調査が始まって4ヵ月ぶりに弾劾を免れ、国政運営と再選キャンペーンに集中できることになった。しかし、国論と政界の深刻な分裂など弾劾の後遺症は11月の大統領選まで続くものと予想される。

上院は同日、上院議員100人全員が参加した中、本会議を開き、トランプ氏の権力乱用と議会妨害の2つの疑惑に対する弾劾条項について評決を下した。昨年9月24日の下院の弾劾調査の開始から134日、昨年12月18日に下院で弾劾訴追案が可決されて49日が経った。

権力乱用の疑惑に対しては「無罪 対 有罪」が52対48、議会妨害に対しては53対47でいずれも「無罪」評決が下された。共和党53人、民主党47人の上院議員がそれぞれ党論どおり評決した結果であり、共和党ではミット・ロムニー議員だけが権力乱用疑惑に対して「有罪」に入れた。

トランプ氏は、上院で弾劾条項が否決されると、ツイッターに、「でっち上げの弾劾訴追に対する我が国の勝利だ」と強調した。一方、民主党のナンシー・ペロシ下院議長は「大統領は依然として米国の民主主義にとって脅威として残る」と主張した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com