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韓国を嘲弄し「トランプ氏との親交」にしがみつく北朝鮮の傲慢と卑屈

韓国を嘲弄し「トランプ氏との親交」にしがみつく北朝鮮の傲慢と卑屈

Posted January. 13, 2020 08:12,   

Updated January. 13, 2020 08:12

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北朝鮮は11日、金桂寛(キム・ゲグァン)元外務省第1次官による談話で、韓国に対して、「差し出がましく入って来るな」と非難を浴びせた。「通米封南(米国とは意思疎通するものの韓国は排除)基調を確認したのだ。さらに談話は、米朝首脳間の親交関係を繰り返し強調しながらも、「朝米対話が再び成立するには、米国がわれわれが提示した要求事項を全面的に受け入れるという条件でのみ可能だ」と主張した。

 

この談話は、一線から退いた要人によって出されたのだが、北朝鮮が新年に入って初めて出した対外メッセージだ。そのきっかけは前日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長が、トランプ米大統領の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の誕生日の祝いのメッセージを北朝鮮側に伝えたと明らかにしたことをめぐって、韓国を嘲弄するためのものだった。談話は韓国側の伝達者の役割に「大騒ぎ」、「大げさ」とし、「馬鹿を見ないよう自重するのが良い」と述べた。

しかし、北朝鮮が話したい対象は米国だった。北朝鮮は、韓国側の通知とは別にトランプ氏の親書を直接受け取ったとし、米朝首脳間の親交をアピールした。両首脳間には「特別な連絡ルート」があるとし、両者の親交は「みなが認めるところ」とも述べた。大型の挑発を先送りにし、長期戦を掲げた局面で、正恩氏が信じる唯一のものは、トランプ氏との関係だと認めたのだ。

その一方で、談話はこれまで米朝対話でずっとだまされたとし、正恩氏が「私的な感情で国事を論じはしない」と強調した。米朝交渉再開の条件も引き上げた。昨年2月のハノイでの首脳会談決裂当時の対北朝鮮制裁の解除と寧辺(ヨンビョン)核施設廃棄の交換交渉はいけないと述べた。結局、掛け金を上げて、米朝間の実務交渉も、さらには韓国が入った3者交渉も必要ないため、再び首脳間の談判に直行しようという話だ。

北朝鮮は今回も低劣な対南非難をし、対米求愛の口実とした。弱者には無慈悲に強者には卑屈に振る舞うのは北朝鮮の典型的な策略だ。北朝鮮が米国との意思疎通のための最初の踏み台に利用したのも南北関係だった。むろん、今後、政府がどのような位置でどのように行動するかによって、仲裁者、促進者としての地位を回復することもできるだろう。しかし、1年半前、平壌(ピョンヤン)で受けた歓待で止まっている対北朝鮮認識では、北朝鮮の便利なおもちゃになるだけだ。