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旗揚げした統推委、反文中道・保守勢力統合のプラットフォームになるべきだ

旗揚げした統推委、反文中道・保守勢力統合のプラットフォームになるべきだ

Posted January. 10, 2020 08:53,   

Updated January. 10, 2020 08:53

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野党自由韓国党と新保守党が参加する革新統合推進委員会(統推委)が昨日発足した。統推委は、両党を中心に文在寅(ムン・ジェイン)政権に反対する中道・保守勢力の大統合を追求すると宣言した。朴亨埈(パク・ヒョンジュン)元議員が推進委員長を務め、韓国党と新保守党でも統合委の構成に合意した。韓国党と新保守党を含む汎保守陣営を中心に、大統合の議論にエンジンをかけたのだ。

統推委は、中道・保守勢力を網羅する大統合原則的として「革新と統合」を掲げた。自由と公正の時代価値を中心に、文在寅政権に反対するすべての勢力の大統合を追求するとした。与党が群小野党と手を組んで、汎与党陣営の「4+1」協議体を作って、選挙のルールである公職選挙法と高位公職者犯罪捜査処(公捜処)法などを強行処理したが、野党は無気力さだけ見せた。このような状況で、汎保守勢力の統合は、牽制と均衡の民主主義原則を具現するためにも必要だ。些細な違いにこだわって、統合の大意を毀損してはならないだろう。

統推委は合意文で、「これ以上弾劾問題が総選挙勝利においてネックになってはいけない」と主張した。朴槿恵(パク・クンへ)前大統領の弾劾を巡る立場の違いは、汎保守勢力内の分裂と対立の火種となっている。文在寅政府の独走に対抗すべき汎保守勢力は支離滅裂の状態だ。過ぎ去った弾劾の功過を問う葛藤に埋没すれば、汎保守勢力の分裂は固まるだろうし、大統合の道は遠ざかるしかない。力を合わせる統合が、昨今の時代の要請だ。

しかし、統推委の発足は中道・保守勢力統合議論の第一歩を踏み出しただけだ。本格的な議論に入ると、統合政党の構成や総選挙の公認を巡って神経戦を繰り広げる可能性が高い。統推委のレベルで意見を集めたとしても、韓国党や新しい保守党内部での議論の過程で、ブレーキをかけることもあるだろう。このような対立が増幅されれば、祭祀より灰飯(本題よりは落ちこぼれの方に気を取られるという意)により関心を示すという国民の批判を避けることはできないだろう。統推委に参加する勢力は、徹底的に既得権を放棄する大局的な姿勢を見せなければならない。国民はその真正性を見守るだろう。