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ポンペオ米国務長官、北との非核化協議に期待感示す

ポンペオ米国務長官、北との非核化協議に期待感示す

Posted January. 09, 2020 07:52,   

Updated January. 09, 2020 07:52

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米国のポンペオ国務長官が7日(現地時間)、北朝鮮との協議に関し、「前進できるとの期待をまだ持っている」と述べた。大統領選挙を控え、イランと北朝鮮核問題が同時に浮上した中、イランへの強硬対応とは違って、北朝鮮核問題には対話基調を維持し、分けて対応する様相だ。

ポンペオ氏は同日午前、ワシントンの国務省庁舎での記者会見で、「私たちは依然として関与している」と述べた。ポンペオ氏は、北朝鮮の挑発と脅威を意味するいわゆる「クリスマスプレゼント」が実際には起こらなかったことに触れ、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、2018年にトランプ米大統領に約束した非核化を履行する方法について議論する考えがあると期待する」と強調した。

一方、イランに対しては、「絶対に核兵器を持つことはできないだろう」とし、強硬な態度を示した。ポンペオ氏は、「前任大統領はイラン問題を縮小してなだめることに汲々としたが、私たちは対抗して制限する別の戦略を選択した」とし、イラン圧迫政策の正当性を力説した。

米国が3日、イラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」のカセム・ソレイマニ司令官をドローンで殺害したのは、イランに対して推進してきた「最大圧力」作戦の軍事的面で行われたとも説明も出した。ポンペオ氏は、「類似の措置を続けるのか」という質問には、「イランがさらなる悪い選択をする場合、大統領は先週のような方式で対応するだろう」と答えた。この発言は、北朝鮮へのメッセージとも読める。

国務省関係者は同日、非公開の記者会見で、北朝鮮の動きについて、「最近続いた発表は、内的に北朝鮮住民に向けたメッセージだ。挑発的だと見る必要はない」と分析した。さらに、「40年間北朝鮮を見てきたが、浮沈があった。昨年は北朝鮮のミサイル実験が大幅に減少したという点で良い一年だった」と評価した。昨年のクリスマス前後、北朝鮮が核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射のような挑発を強行しなかった理由については、「米国が確固たる立場で、合意が守られなければならないという意思を示したため」と主張した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com