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心暖まる民衆の顔「蒼嶺寺址五百羅漢」…春川博物館を改装して常設展示

心暖まる民衆の顔「蒼嶺寺址五百羅漢」…春川博物館を改装して常設展示

Posted December. 27, 2019 08:34,   

Updated December. 27, 2019 08:34

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江原春川市(カンウォン・チュンチョンシ)国立春川博物館は、観客から愛された「蒼嶺(チャンリョン)寺址五百羅漢」の特別展示を常設展示に改装して、27日に開館するとあきらかにした。展示のサブタイトルは「私に向け進む道」。

五百羅漢は、2001年に江原寧越郡南面(ヨンウォルグン・ナムミョン)で耕地の地ならし作業を行っていた住民の通報でその存在が明らかになった。その翌年まで行われた発掘調査で、形が完全な像64点を含めて羅漢像と菩薩像317点を発見した。厳かでなく、心暖まる民衆の顔が込まれたような多様な姿が感動を誘うという評価を受けた。国立春川博物館が昨年8月に初めて披露した特別展示は、その年に国立中央博物館が選んだ「2018年の展示」に選ばれた。以来、ソウルと釜山(プサン)に場を移して特別展が開かれた。

展示室は、自然の中を歩くような空間で羅漢の様々な表情に出会えるように造成した。博物館は、「観客が自分の心に似た羅漢に、静かに直面できるように清潔に常設展示室を飾った」とし、「思惟と瞑想の空間も別に用意した」と明らかにした。

蒼嶺寺は、高麗時代に創建して朝鮮中期まで存在したと、学界では見ている。蒼嶺寺址から「蒼嶺」と刻まれた瓦と青磁、中国宋時代のコインなどが一緒に出てきたし、「東国輿地勝覧」などにも蒼嶺寺が記録されている。


趙鍾燁 jjj@donga.com