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安倍氏、「日韓関係の改善を希望...原則は譲らない」

安倍氏、「日韓関係の改善を希望...原則は譲らない」

Posted December. 24, 2019 07:49,   

Updated December. 24, 2019 07:49

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安倍晋三首相が、24日の韓日首脳会談を控え、ある保守寄りの月刊誌とのインタビューで、「私は韓国との関係改善を最も希望する一人」と話した。ただし、関係改善に進むには「韓国が元徴用工問題を解決しなければならない」という従来の主張も繰り返した。

21日発売の月刊誌『Hanada』2020年2月号によると、安倍氏は「多くの日本人が反韓感情を持っている」という質問に、「韓国は重要な隣国」としつつも、「韓国は日韓関係の根本になる請求権協定の違反状態を是正し、国家と国家の約束を遵守することで日韓関係を健全な関係に戻す契機にすることができる」とし、「日韓首脳会談でも、文在寅(ムン・ジェイン)大統領にその内容を再び伝える」と述べた。

また、「絶対問題を後回しにしない。互いが『何が問題なのか』、『どこに問題があるのか』、というファクトに基づいて解決することが重要だ」と強調した。

安倍氏は、「これまで日本はどこかで韓国と妥協してしまった」という指摘に、「私は『未来の日韓関係がどうすれば良くなるだろうか』と考えて動いている。(しかし、)根本原則で譲ることはあり得ない」と答えた。元徴用工問題で譲歩しないという意味とみられる。

安倍氏はまた、韓国政府が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を条件付きで延長したことに対して、「韓国は賢明な判断を下したと考える」と評価した。GSOMIAの条件付き延長を受けて、日本政府が輸出管理措置をめぐる日韓当局間対話を再開したことについて、「GSOMIAの延長決定とは全く別であり、韓国政府が国際貿易機関(WTO)提訴手続きを中止したことによる措置だ」と話した。

安倍氏は韓日首脳会談で、「両国の人的交流の重要性」についても強調するという。日本の外交筋は、「最近、訪日する韓国人旅行客が急減し、日本政府が困惑している」とし、「『政治と関係なく民間交流は重要だ』と主張してきた安倍氏が、文大統領に民間交流の重要性を強調するメッセージを出すことを提案するようだ」と語った。


東京=キム・ボムソク特派員、パク・ヒョンジュン特派員 bsism@donga.com