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「アナと雪の女王のアナのように大変な瞬間も頑張ってください」

「アナと雪の女王のアナのように大変な瞬間も頑張ってください」

Posted November. 27, 2019 08:48,   

Updated November. 27, 2019 08:48

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アニメーターは、作品を終えて自分の存在理由が消える瞬間を最高に挙げるという。家族のように愛情を注いだキャラクターが、アニメーターの手がなくても、初めて生きて呼吸するからだ。

26日に会ったディズニーの「アナと雪の女王2」の韓国人アニメーター・イ・ヒョンミン・スーパーバイザー(38)は、インタビューの間、自分が担当したキャラクター「アナ」を家族の一部のように表現した。彼女は、「アナと雪の女王2」に参加した数十人のアニメーターを統括して、「アナ」のキャラクターを完成させるスーパーバイザーとして参加した。

「キャラクターが自ら生命力を持つようになった時、アニメーターたちは初めて成功したという感じを受けますからね。多くの人々がアナとエルサを愛してくださることを見れば、心の片隅では『やれやれ、これからもっと楽しく生きてね!』という気がします」

彼女は、米カリフォルニア芸術大学(カール・アーツ・California Institute of the Arts)を卒業して、2007年インターンシップでディズニーに足を踏み入れ、12年間アニメーターとして働いている。「シュガー・ラッシュ」、「アナと雪の女王1」、「ズートピア」など様々な作品に参加した。「アナと雪の女王1」の制作当時、アナ・キャラクターの初期のデザイン作業をしながら縁ができ、「アナと雪の女王2」ではアニメーターたちがデザインしたアナの姿を統括して、一貫性を加えるスーパーバイザーになった。

「アナはエピソード1でもそうだったように、依然たくましく明るいが、一方では心配と責任感が多くなりました。考えが深まった様子を重量感ある色の衣装、ヘアスタイルまで多岐にわたって表現するために努力しました」

エルサの超能力が雪や氷を作るのであれば、アナが持つ能力は何だろう。イ氏は、アナが持つ「超能力」として他の人たちを心配して包み込む「包容力」を挙げた。

「1編ではお転婆なキャラクターだったなら、今回は愛する人たちを守ろうと心配し、葛藤するキャラクターで、より成熟しました。アナは人々から力を得るキャラクターなのに、一人になった時、どのように自分ならではの力を引き出すかをお見せしたかった」

アナが実際の人であれば、まさにこのような姿だろうかと思われるほど、溌剌で元気なイさんだが、大学に進学する年にアニメーターの道を誰よりも応援した母親を突然がんで失う試練を経験した。

「見知らぬ米国で、一人で適応することは大きな挑戦でした。アナが『The Next Right Thing』を歌うシーンを覚えています?常に傍にいた人々無しに、ある瞬間、一人で生きていかなければならないという、乗り越えなければならないという、そんな瞬間は誰にもあります。観客がアナを見て元気を出したらいいですね」


李?? baltika7@donga.com