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ロボットがジェネシスのドアを開け、動作の確認まで

ロボットがジェネシスのドアを開け、動作の確認まで

Posted November. 15, 2019 08:33,   

Updated November. 15, 2019 08:33

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現代(ヒョンデ)自動車は、ロボットが車を点検するジェネシス(写真)専用出荷展示場を来年、首都圏に建設することにした。顧客にジェネシス車両を引き渡す時、ロボットが直接車のドアを開けて、車内の様々なボタンを順番に押しながら正常に動作するかどうかを顧客に確認してもらうシステムだ。顧客に引き渡す車をロボットが検査する技術は世界で初めてだ。

14日、自動車業界によると、現代自動車は来年半ば、京畿(キョンギ)地域に車両購入から出荷までさまざまな顧客の経験が可能なジェネシス専用出荷・展示場をオープンすることにした。この展示場には、細かな動作が可能なロボットが顧客に引き渡されるジェネシス車を自動的に検査する設備が設けられる。熱感知技術を活用して、熱線シートが正常に動作するかまでを確認できるという。

この技術を活用すれば、車を顧客に引き渡すとき、車両点検や機能の説明はロボットに任せ、スタッフは他の顧客の応対に集中できるようになる。自動車業界の関係者は、「窓を上げたり下げたりする小さなボタンまで直接押す細かな動作を披露しながら異常有無をチェックするロボットは、展示場を訪れる顧客には一つの見どころになるだろう」と語った。

現代自は、ジェネシススポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)のバージョンであるGV80を今月末に発売し、既存のセダン3種類を含めてジェネシスのフルラインナップを完成する。単に車の品質だけでなく、差別化された展示・出荷場を通じて高級ブランドにふさわしいマーケティングを展開するという戦略とみられる。

金必洙(キム・ピルス)大林(テリム)大学自動車科教授は、「世界初とも言えるロボット点検などを通じて、速やかにプレミアムブランドのイメージを構築するためとみられる」とし、「高級車戦略を本格的に展開するためには、現代自動車と差別化されたジェネシスならではの独立した戦略が必要になる」と話した。


金道炯 dodo@donga.com