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ドニゼッティのオペラ「マリア・ストゥアルダ」を国内初公演

ドニゼッティのオペラ「マリア・ストゥアルダ」を国内初公演

Posted November. 11, 2019 07:40,   

Updated November. 11, 2019 07:40

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スコットランド女王メアリー・スチュアートと英国女王エリザベス1世の競争と反目、血の歴史を描いたドニゼッティのオペラ「マリア・ストゥアルダ」を、ラベラオペラ(団長イ・ガンホ)が国内で初公開する。22〜24日、ソウル芸術の殿堂オペラ劇場。

「マリア・ストゥアルダ」は、19世紀「ベルカント」オペラの巨匠ドニゼッティが、英王朝の歴史を込めて作った「チューダー3部作」のうち2番目の作品で、ドニゼッティが38歳だった1835年に発表した。

ラベラーオペラ団は、「チューダー3部作」の最初の作品である「アンナ・ボレーナ(アン・ブーリン)」を2015年初演して好評を受けたことがある。

スコットランドの女王だったマリア・ストゥアルダは、反逆罪で城に閉じ込められている状態だ。英国女王エリザベッタは、彼女を政治的ライバルを越えて愛する男性ロベルトとの関係においても恋敵だと思う。マリアはひざまずいて善処を乞うが、嫉妬に目がくらんだエリザベッタは、マリアに非難と侮辱を浴びせる。これにマリアもかっとなって、エリザベッタに、「英国の王位を汚した卑劣な私生児」という恥辱的な言葉で切り返す。結局エリザベッタは死刑執行書に署名し、マリアは彼女の死を知らせる大砲の音を聞くことになるが…。

タイトルロールである悲運の女王マリア・ストゥアルダ役に、ソプラノ・カン・へミョン、イ・ダミ、宿命のライバル・エリザベッタ女王役にはソプラノのコ・ヒョンジンとオ・ヒジン、二人の女性から愛されるロベルト役にはテノールのシン・サングン、イ・ジェシクが出演する。ヤン・ジンモが指揮するニューソウル・フィルハーモニー管弦楽団が伴奏し、ヴェルディ「ドン・カルロ」、ドニゼッティ「ドンパスクワーレ」などで、その能力を証明したイ・フェス演出家が演出を務める。公演は22日午後7時半、23日午後3時・7時半、24日午後5時に行われる。3万〜18万ウォン。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com