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挑戦と達成の三星電子の半世紀、代表企業の責任感で新しい50年を

挑戦と達成の三星電子の半世紀、代表企業の責任感で新しい50年を

Posted October. 31, 2019 08:38,   

Updated October. 31, 2019 08:38

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1969年に発足した三星(サムスン)電子が、明日で創立50周年を迎える。これまで三星電子は、誰もが認める韓国代表企業でありながら、グローバル超優良企業になった。三星電子が保有している世界1位のタイトルは、大きいものだけを挙げても、スマートフォン8年連続1位、Dラム半導体27年連続1位、テレビ13年連続1位、冷蔵庫7年連続1位など、一つ一つ列挙することが困難なほどだ。

何よりも驚くべきことは、長くない期間に電子王国日本の牙城を崩して、韓国を電子最強国の列に並ばせたことだ。2018年基準で、三星電子は243兆7700億ウォンの売上高に58兆8900億の純利益を上げた。このような純利益規模は、日立、ソニー、パナソニックなど日本のトップ10の電子メーカーの純利益をすべて合わせたものより2倍も多いものだ。

今の三星電子を可能にした出来事2つだけを挙げろと言うなら、創業者李秉喆(イ・ビョンチョル)会長の半導体進出への決断と李健熙(イ・ゴンヒ)会長の新経営宣言といえる。創業者の李会長は、誰もが難しいと引き止めていた時期に、半導体の未来を見て思い切って投資し、半導体王国の礎を作った。「妻と子以外はすべて変えよう」という新経営宣言は、今日の「品質の三星」を可能にした一大転換点になった。今、そのバトンを受け継いで新たな50年の道を切り開くことは、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長体制の役目であり課題といえる。

三星電子は厳しいときはもとより、他の人々が羨望するほどうまく進んでいた時も、複数回危機を宣言した。1878年にエジソンが立ち上げ、一時期米国の象徴だったGEが、デジタル環境変化に一歩遅れたため、没落の道を歩いているのを見ると、単純で大袈裟な物言いではないだろう。

最近三星電子は共生と社会貢献、社会的難題の解決など、新しい価値を創出して「人類社会に貢献する企業」へと変化することを強調している。「大韓民国は三星共和国」という言葉が出るほどなら、牽制と嫉妬はつきものであり、社会的責任の問題が議論されるはずだ。これも三星電子が耐えて乗り越えなければならない部分だ。三星電子に、過去の50年が挑戦と達成の時期であったなら、今後50年は変化を通じてより大きな跳躍で、皆から尊敬される企業にならなければならない。