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W杯予選スリランカ戦、負傷から復帰したナム・テヒがキーマン

W杯予選スリランカ戦、負傷から復帰したナム・テヒがキーマン

Posted October. 10, 2019 09:20,   

Updated October. 10, 2019 09:20

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帰ってきた「皇太子」ナミ・テヒ(28=アル・サッド、写真)は自陣に引いて守備を固める相手を崩す「キーマン」になるだろうか。

10日午後9時、京畿道(キョンギド)にある華城(ファソン)総合競技タウンで行われる韓国対スリランカの2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア地域2次予選でナム・テヒの役割に注目が集まっている。

10ヵ月あまりで代表に復帰したナム・テヒは、パウロ・ベント氏の韓国代表監督デビュー戦だったコスタリカ戦(昨年9月)からウズベキスタン戦(昨年11月)まで、主力の攻撃的MFとして活躍し、6試合で2ゴールを決めた。だが、ウズベキスタン戦で十字じん帯が切断されたのに続き、今年8月には左足筋肉をケガして代表メンバーに選ばれなかった。

ナム・テヒが抜けている間、韓国は攻撃陣とMFとの距離が広がったり、パスの精度が落ちて自陣に引いて守備を固めるチームには苦戦することが多かった。個人技を生かしたドリブル突破が持ち味のナム・テヒが復帰したことで、韓国は多様な攻撃ルートを組み立てることが可能になった。

国際サッカー連盟(FIFA)ランキング202位のスリランカは、韓国(37位)を相手に守備を固める戦術に出るとみられる。ナム・テヒが攻撃的MFとして先発出場する場合、韓国は4-1-3-2フォーメーションを使うとみられる。前線に2人を2列目に3人のMFを立てる布陣は、相手ゴール前に5人を入れて攻撃力を最大限に稼働する戦法だ。

攻撃陣は、互いに位置を入れ替えたりパスプレイで自陣に引いた相手の守備に崩さなければならない。キム・デギルKBSN解説委員は、「ナム・テヒは2列目で中央に切り込む能力に優れている。攻撃の際、ゴール前に立つ2トップ(黄義助と孫興民、もしくは黄義助と黄喜燦)との連携(2対1パスなど)で得点を狙うことができる」と話した。また、相手守備に亀裂を作る「クラック(crack)」ナム・テヒがドリブルで相手守備を自分に引き寄せてパスを出せば、シュート能力の優れた黄義助や孫興民らに得点機が生まれる。ナム・テヒが相手のサイドを崩してクロスをあげる状況では、既存のサイドMFが中央に入って2トップと一時的に3トップを形成することができる。ナム・テヒは「攻撃的なプレーで、自信をもってチームの攻撃に活路を作りたい」と語った。


鄭允喆 trigger@donga.com