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ハングルを守る安山江西高校、「ハングルの日」に作文大会

ハングルを守る安山江西高校、「ハングルの日」に作文大会

Posted October. 09, 2019 08:29,   

Updated October. 09, 2019 08:29

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「『ファクトチェック』という外来語の代わりに『嘘のふるいがけ』、『スポイラー(ネタバレ)』という難しい言葉の代わりに『楽しみこっそり屋』を使ってみてはどうでしょう?」

7日、京畿安山市檀園区(キョンギ・アンサンシ・タンウォング)にある安山江西(カンソ)高校では1、2年生がすべて参加する作文行事が開かれた。決められた詩題に合わせて詩や散文を書く作文大会は、ハングルの日(9日)を前後にして、ほとんどの学校で開催する。しかし、この学校は、作文大会だけでなく、訓民正音解例本を読む授業をはじめ、様々なハングル関連行事を10年近く続けてきたことで有名だ。

2人の生徒が一組となって外来語と俗語、インターネット用語を韓国語に変える「韓国語トリム大会」は、生徒の反応が大きい代表的行事だ。今年は「ファクトチェック」と「スポイラー」という共通の言葉と、各自が選んだ単語の3つを含む5つの単語を修正する方式で行われ、約100人が参加した。最近、新聞と放送記事でもよく目にできる「ファクトチェック」は、生徒たちの悩みを経て「うそのふるいがけ」と「真のわきまえ」のような簡単な言葉に生まれ変わった。

映画と物語の結末をあらかじめ明かす行為や人を意味する「スポイラー」は、楽しみを横取りするという意味の楽しみこっそり屋、仕事の順調な進行を妨害する人という意味の「ガタル師」、楽しみを奪うという意味を込めた「興泥棒」のような言葉に変えてみようという意見が出た。

大会に参加した2年生のイ・ヨンソさん(17)は、「さまざまな言葉を韓国語にどう直すかを調べる過程で、私たちがあまりにも多くの外来語を使っており、また、韓国語があまりにも汚染されていることを感じることができた」と話した。実際に生徒たちが提出した結果では、「グァンクル」「ノダプ」「ティンジャク」のような正体不明のインターネット用語を韓国語に変える試みが目立った。

大会を主管するユ・サンギュン教師(41)は、「ほとんどの生徒が、締め切り日の深夜12時直前に結果物を出すほど悩んだことが感じられる」とし、「学校では、生徒たちの悩みを国立国語院が常時行っている韓国語トリムイベントと連携する努力もしている」と語った。

この学校では、全校生徒が毎年ハングルの日を前後にして、ハングル創製原理を知る訓民正音解例本を勉強する外部講師招請特別講義を開催し、韓国語実力比べ大会なども開催している。ハングルの研究に乗り出した教師たちが2013年、「一緒に発つハングルの旅」という本を発売した。

この学校のオ・セホ教師(51)は、「学校では毎年、海外からの交換生徒を受け入れるなど、国際的な活動も行っているので、なおさら韓国語とハングルをよく知る必要があると思って始めた活動が、これまで着実に受け継がれてきた」と語った。


金道炯 dodo@donga.com