Go to contents

北朝鮮、米に「完全で不可逆な敵視政策の撤回」を要求

北朝鮮、米に「完全で不可逆な敵視政策の撤回」を要求

Posted October. 08, 2019 09:01,   

Updated October. 08, 2019 09:01

한국어

北朝鮮が非核化を巡る実務会談の決裂後、米国に向けて「完全で取り返しのつかない北朝鮮への敵視政策の撤回」を要求し、これを「CIWH(Complete and Irreversible Withdrawal of the Hostile policy)」と翻訳したことが分かった。米国が北朝鮮に要求している「完全かつ検証可能で取り返しのつかない非核化」(CVID=Complete, Verifiable, Irreversible Dismantlement)に倣って制裁関連の表現を新しく作ったものとみられる。

北朝鮮はストックホルムでの実務協議が決裂した翌6日の午後、外務省報道官談話として「対朝鮮の敵視政策を完全で取り返しのつかない形で撤退するための実質的な措置を取るまでは、今回のような吐き気がする交渉をする用意がない」とのコメントを発表した。同日、北朝鮮の朝鮮中央通信の英語版は、こうした内容を配信しながら「CIWH」に縮約できる表現を用いた。韓国政府当局者は、「北朝鮮がこれまで米国のCIVDなどを批判しながら「complete(完全な)」「irreversible(取り返しのつかない)」の単語を使ってきたが、制裁解除を要求しながらCIWHのような表現を使ったのは初めて」と言い、「制裁関連で具体的な要求内容を伝えたようだ」と話した。


黃仁贊 hic@donga.com