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「直指の故郷」清州で「工芸の宴」が繰り広げられる

「直指の故郷」清州で「工芸の宴」が繰り広げられる

Posted September. 30, 2019 08:40,   

Updated September. 30, 2019 08:40

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「直指の故郷」忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)で、人間の手が作り出した実用的で創造的な芸術であり、人類共通語である「工芸」をテーマにした宴が41日間行われる。

清州市清原区上黨路(チョンウォング・サンダンロ)にある「文化製造廠C」を舞台に、来月8日に開幕して11月17日まで開かれる「2019清州工芸ビエンナーレ」がそれだ。1999年、世界初の工芸単一分野の国際展示として始まったこの行事は、今年で11回目を迎え、従来の展示スペースを越えて清州の歴史文化空間にまで工芸領域を拡大したのが特徴だ。

行事の中心である文化製造廠Cから目を引く。ここは1946年、京城(ヨンソン)専売局清州タバコ工場として出発して、年間100億本のタバコを生産していた清州を代表する近代産業の発祥地であった。経営難などの理由で、2004年に稼動が中断されたが、今回のビエンナーレを足掛かりにして、工芸クラスタへの変身を図っている。また、文化製造廠Cと一緒に、井北洞(チョンブクドン)土城(史跡第415号)、栗陽洞(ユルリャンドン)古家、清州郷校、清州歴史展示館、アンドクボル一帯の空き家など、清州の隅々が展示場となる。

今年のビエンナーレのテーマは、「未来と夢の工芸-夢遊桃源が繰り広げられる」に決まった。展示監督はアン・ジェヨン光州(クァンジュ)教育大学教授が担当した。主なプログラムは、△本展示、△招待国家館、△国際工芸公募展、△美術館プロジェクト、△工芸フェア、△教育・学術プログラムなどだ。

本展示は、5つの企画展と3つの特別展で構成された。韓国をはじめ、米国、スウェーデン、インド、フランスなど18カ国から203チーム、700人の作家が約1500点の作品を披露する。アン展示監督は、「東洋寺院の配置体系である伽藍配置を借りて、工芸クラスタを中心に東倉庫、栗陽洞 古家、旧清州歴史展示館、アンドクボルを四方に置いて、井北洞土城を背山に配置する計画だ」とし、「これにより、韓国自然主義美学で工芸美学的価値を示したい」と語った。

招待国家館は、世界工芸の現在と未来を示す場で、今年はデンマーク、ハンガリー、中国、アセアン(10カ国)の4つの展示館が準備された。国際工芸公募展は、企画者公募と作品公募の2つの部門に分かれて行われた。作品公募には、国内外から46カ国、787点が出品され、11作品が選ばれた。

美術館プロジェクトでは、国立現代美術館清州館と清州市立美術館、雲甫(ウンボ)美術館など、清州の7つの機関が手を組んでビエンナーレ期間中に展示と教育プログラムを行う。「工芸の生活」をテーマに開かれる工芸フェアは、中部圏最大規模の工芸流通販売市場だ。このほか、専門ドーセント(作品説明案内人)教育、学術シンポジウムなどが用意された。

韓凡悳(ハン・ボムドク)清州工芸ビエンナーレ組織委員長(清州市場)は、「展示場の整備と作品搬入・設置、展示案内者の教育など、成功的ビエンナーレのために万全の準備をしている」とし、「20年以上の歴史を持つ清州工芸ビエンナーレを訪れて、工芸と豊かな秋を満喫してほしい」と語った。


張基祐 straw825@donga.com