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米専門家、「北、咸朴島から仁川空港を威嚇する可能性」

米専門家、「北、咸朴島から仁川空港を威嚇する可能性」

Posted September. 12, 2019 08:25,   

Updated September. 12, 2019 08:25

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北朝鮮が西海(ソヘ)北方限界線(NLL)付近の島、咸朴島に電波撹乱装置と多連装ロケットを設置し、韓国の都市や空港など基盤施設に脅威を与える可能性があることを受け、米軍事専門家たちが断固たる対応を注文した。

米シンクタンク「ランド研究所」のブルース・ベネット研究員は10日(現地時間)、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)とのインタビューで、「北朝鮮が(韓国領土に)近いところから仁川(インチョン)国際空港を狙うことができるということは、韓国人だけでなく米国人の安全にも影響を与える」とし、「新たな脅威に対処しなければならない米国の韓半島防衛戦略はこれを考慮すべきだ」と述べた。咸朴島から45キロ離れた仁川空港と60キロ離れた仁川市が、北朝鮮の240ミリ多連装ロケットの射程圏に入り、対空ミサイルSA2で航空機を攻撃することもできるという説明だ。

在韓米軍特殊作戦司令部大佐だったデイビッド・マクスウェル民主主義防衛財団(FDD)研究員も、「韓国国防部がこのような危険を軽く考え、自国の防衛に消極的な態度を見せるなら、米国との駐留経費負担協議でも不利な立場に置かれるだろう」と強調した。

鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は4日、国会で「咸朴島の施設は9・19南北軍事合意締結前の2017年から工事が始まったので合意違反ではなく、有事には無力化できる」と述べた。


孫宅均 sohn@donga.com