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朝鮮人たち、日本の強制徴用に命がけで抵抗

朝鮮人たち、日本の強制徴用に命がけで抵抗

Posted September. 03, 2019 08:55,   

Updated September. 03, 2019 08:55

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「日帝の強制動員に朝鮮人たちは素直に応じなかった。脱出や、邑・面の職員や警察に報復し、集団脱出や秘密結社などの組織的徴用反対闘争を展開した」

東北アジア歴史財団(金度亨理事長)や国史編纂委員会(趙珖委員長)、韓国学中央研究院(安秉旭院長)など歴史研究機関は、日帝植民地被害の実態と課題にスポットライトを当てるシンポジウムを4日、ソウル西大門区(ソデムンク)の東北アジア歴史財団で共同開催する。事前に公開されたシンポジウムの発表文で、国家記録院のノ・ヨンジョン研究官は、「朝鮮人はスト、怠業、武力行使などの労働争議をはじめ様々な方法で強制動員に抵抗した」と指摘した。

ノ氏は、発表文「忠清南道(チュンチョンナムド)地域の強制動員現況と拒否闘争」で、「朝鮮人は強制動員の現地だけではなく宿泊先や駅、走る列車など、動員の過程で脱出を図った」とし、「集団脱出は日帝の戦力を弱体化させるための独立運動の方法であり、積極的な抵抗の形態だった」と明らかにした。

ノ氏は、忠清南道出身が主導した労働争議として、1941年10月の静岡県の土肥鉱業所、42年4月の山口県の東見初炭鉱、北海道の浅茅野飛行場、43年8月の山口県の日本鉱業山陽無煙炭鉱業所の武力抗争、44年の兵庫県の川崎造船所での集団抗争などを挙げた。民族運動性格の労働争議としては、44年5~9月の北海道鉄道工業のイワダ・クミ朝鮮人土工民族主義グループ事件と45年2月の北海道のフジワラ・クミ治安維持法違反事件、44年8月~45年8月の旭川土工グループの独立運動事件などがあると説明した。

シンポジウムではこの他にも、東北アジア財団韓日歴史問題研究所の南尚九(ナム・サング)所長が「日本の戦後処理と植民支配に対する歴史認識」を、東北アジア財団のパク・ジョンエ研究員が「朝鮮総督府の資料を通じて見る日本軍慰安婦問題」を発表する。

パク氏は発表文で、日本軍「慰安婦」資料の研究について助言した。パク氏は、「『慰安婦』被害が必ずしも慰安所や『慰安婦』という用語で資料に記録されているわけではなく、管轄警察や憲兵隊に貸座敷、料理店に登録されて管理されながら、実際は慰安所と認識されていたケースがある」とし、「時期、地域、政治状況別に実情を理解し、資料を収集・整理する緻密さが必要だ」と指摘した。


趙鍾燁 jjj@donga.com