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ミサイル発射に立ち会った金正恩氏「兵器開発継続」を強調

ミサイル発射に立ち会った金正恩氏「兵器開発継続」を強調

Posted August. 26, 2019 07:44,   

Updated August. 26, 2019 07:44

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が24日、「超大型放射砲」発射実験に立ち合い、戦略・戦術兵器開発の継続を強調したと、朝鮮中央通信が25日付で報じた。韓米合同軍事演習が20日に終了したにもかかわらず軍事的挑発を続け、米朝実務協議の早急な再開を求める韓米当局に対して「場外圧力」に出たのだ。

同通信によると、正恩氏は同日、現場に立ち会い、「敵対勢力の軍事的脅威と圧力攻勢を断固粉砕しなければならない」とし、「戦略・戦術兵器開発を力強く推し進めなければならない」と強調した。同様の軍事的挑発を繰り返す可能性を示唆したのだ。

正恩氏はまた、「3年前の今日、私たちは世界的に数少ない戦略潜水艦弾道弾の水中実験発射でも成功した。(8月24日は)忘れられない良い日」とも述べた。当時、国連安全保障理事会が糾弾声明を出した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験に触れ、強硬メッセージを出したのだ。

同通信が公開した発射実験場の写真で、金与正(キム・ヨジョン)党宣伝煽動部第1副部長の姿も確認された。最近、与正氏がミサイルや放射砲の実験発射場に姿を見せたことはない。

 

北朝鮮がメディアを通じて放射砲発射台の上で歓呼する軍人の姿を公開するなど、大々的な「成功ムード」を伝えたのは、29日に開催される最高人民会議の前に対内結束を固める狙いがあるとみえる。慶南(キョンナム)大学極東問題研究所の金東葉(キム・ドンヨプ)教授は、「最高人民会議を控え、『ハノイのトラウマ』を振り払って正恩氏の権威を強調する狙いがあるとみえる」と指摘した。 


韓基渽 record@donga.com