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絶滅危機2級の金ガエルの大量増殖に成功

絶滅危機2級の金ガエルの大量増殖に成功

Posted August. 19, 2019 10:12,   

Updated August. 19, 2019 10:12

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絶滅危機の野生生物2級の金ガエル(写真)の大量増殖に成功した。

環境部は忠清南道舒川郡(チュンチョンナムド・ソチョングン)の国立生態園水生植物園に、金ガエル600匹を放し飼いすると、18日明らかにした。今回放し飼いする金ガエルは、昨年9月に忠清南道牙山市(アサンシ)で捕獲した20匹を増殖したものだ。金ガエルは、背中に2行の金色の線があるのが特徴だ。水田や農水路などに主に生息したが、コンクリートの農水路が増え、農薬や肥料の使用が増加したことで、個体数が激減した。行動半径が短い金ガエルは、生息地が破壊されれば、別の場所に移動できない。

環境部は、1998年に金ガエルを法廷保護種に指定して不法捕獲や流通などを禁止した。また、昨年、「絶滅危機の野生生物保全総合計画」を策定して、金ガエルを含む25種を2027年までに優先的に復元することにした。

放し飼いされる国立生態園は、2009年の建設前に金ガエルが生息していたところだ。また、水生植物園が造成され、金ガエルの餌である小型昆虫類が豊富だ。金ガエルの放し飼いは、19日の200匹を皮切りに1週間おきに200匹ずつ行われる。国立生態園は、放し飼い後3年間、金ガエルが適応できるかどうかを観察後、生息地の判断基準を選定し、今後、他の地域の金ガエル復元事業に活用する方針だ。


カン・ウンジ記者 kej09@donga.com