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北朝鮮、文大統領に「ぐっすり眠ることはできない」「怖気づいた犬」と嘲弄

北朝鮮、文大統領に「ぐっすり眠ることはできない」「怖気づいた犬」と嘲弄

Posted August. 12, 2019 08:47,   

Updated August. 12, 2019 08:47

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北朝鮮が、韓米合同指揮所演習初日の11日、事実上、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対して、「ぐっすり眠ることはできない」と警告し、「馬鹿」、「怖気づいた犬」など嘲弄に近い非難を浴びせた。

北朝鮮外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は11日、談話で、「馬鹿は大きくなるほど大きな馬鹿になると言ったものだが、まさに南朝鮮当局者のことを指した言葉だ」とし、「演習の名称を変えたからといって演習の侵略的性格が変わったり、またわれわれが難なく見過ごすと考えたりするなら誤算」と批判したと、朝鮮中央通信が伝えた。また、「大統領府が戦時でもないのに緊急関係閣僚会議を開き、騒ぎ立てた」とし、「射程距離もまともに判定できず、慌てふためき、笑いものになったことから教訓を見出すのではなく、眠ることもできず焦る姿は実に見ものだ」と付け加えた。

そして、「大統領府のこのような振る舞いが、南朝鮮の国民の目には安保に責任をもつ『主人』に映るかも知れないが、私たちの目には怖気づいた犬がさらに騒々しく吠えたてること以上には見られない」とし、「安保をしっかりとする大統領府なので、ぐっすり眠ることはできない」と述べた。文大統領が掲げた「韓半島運転席論」を皮肉り、追加挑発の可能性を示唆したのだ。

特に二度も「ぐっすり眠ることはできない」と発言したのは、昨年4月27日の板門店(パンムンジョム)南北首脳会談で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がミサイル実験の中止を約束し、「(文大統領が)ぐっすり眠れるよう私が確認する」と話したことをあてこすった表現とみえる。

北朝鮮外務省は、「私たちに脅威を与えれば、北朝鮮は敵」と発言した鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官に対しても、「鄭景斗のような笑わせる者が出て体面を保とうとして無駄な妄言を並べ立てるなら、油で火を消そうとする愚かな行為になるだろう」と警告した。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com