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野党が検察総長候補に「嘘の証言をした」と辞退を要求

野党が検察総長候補に「嘘の証言をした」と辞退を要求

Posted July. 10, 2019 08:29,   

Updated July. 10, 2019 08:29

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保守派野党は国会の人事聴聞会で弁護士の紹介を巡って嘘の偽証した疑惑が持ち上がった尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長候補に対し、「不適格な人事」だとして候補辞退を要求した。

野党自由韓国党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)院内代表は9日、尹氏について「人事聴聞会は国民が翻弄された嘘の宴会だった」とし、「聴聞報告書どころか、嘘で国民を騙したことに責任を取るべきだし、候補を即座に辞退することを促す」と話した。韓国党所属の国会法制司法委員会委員らは記者会見し、「単純な嘘ではなく、大きな氷山となる不正事件の手がかりとなる重要な部分だ」とし、自ら候補を辞退するべきだと要求した。

一方、大統領府と与党は、「辞退は不可」との方針を固めた。与党共に民主党のチョン・チュンスク院内報道官は、「本人が誤解していたことについて謝罪した」として野党の主張を一蹴。大統領府の関係者は、「判断は国会で下されるので、特に立場はない」との反応を示した。政権与党の関係者は、「尹氏の指名には大きな影響はないというのが大統領府の空気だ」と伝えた。

尹氏は、「尹大鎮(ユン・デジン)法務部検察局長の兄にイ・ナムソク弁護士を紹介したことはない」とした聴聞会での発言内容を覆し録音ファイルが公開されたことについて、「7年前のことを説明する中だ誤解があったようだ。弁護士の選任ができていなかったから紹介したのではない」と釈明した。尹大鎮検察局長は9日、「私がイ・ナムソク弁護士にお願いした」と言い、イ弁護士も「尹局長が紹介したけど、話し相手をしてあげただけで、刑事弁論はしなかった」と明らかにした。


崔瑀烈 dnsp@donga.com