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崔徳新元外務長官の次男、「北朝鮮に永住」のため平壌到着

崔徳新元外務長官の次男、「北朝鮮に永住」のため平壌到着

Posted July. 08, 2019 08:51,   

Updated July. 08, 2019 08:51

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韓国から北朝鮮に渡った越北者の中で最高位級とされる崔徳新(チェ・ドクシン)元外務長官の次男、チェ・イングク氏(73)が北朝鮮に永住するために6日、平壌(ピョンヤン)に到着したと、北朝鮮宣伝メディア「わが民族同士」が報じた。

「わが民族同士」は7日、チェ氏が平壌国際空港に到着し、「一族が代々抱かれて暮らす懐、有難い祖国に従う道こそ、亡くなった両親の遺言を守る道であり、息子として当たり前の道理のため、遅ればせながら共和国に永住する決心を下した」と感想を述べたという。

チェ氏の父親の崔徳新氏は、朴正熙(パク・チョンヒ)政府で外務長官や西ドイツ大使を務めたが、朴大統領と対立し、妻の柳美英(リュ・ミヨン)氏と共に米国に移住し、1986年に北朝鮮に渡った。柳氏は、上海臨時政府国務委員兼参謀総長を務めた天道教独立活動家、柳東説(リュ・ドンヨル)先生の一人娘。越北後、崔氏は祖国平和統一委員会副委員長、天道教青友党中央委員長として活動した。柳氏も89年に夫が死亡した後、天道教青友党中央委員長、最高人民会議常任委員などを務めた。2016年に柳氏が死亡した際、金正恩(ム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長国務委員長が花を送った。

チェ氏は、柳氏の死後、空席のままである北朝鮮天道教青友党中央委員長を務める可能性があると見られている。ソン・ボムドゥ天道教教領は、「チェ氏が現行法を破って北朝鮮に行ったことは残念だが、南北間の宗教交流の活性化に貢献することを望む」と話した。


パク・ヒョモク記者 チョ・ジョンヨプ記者 tree624@donga.com · jjj@donga.com