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対北制裁違反疑いの船舶、解放へ

Posted July. 03, 2019 08:53,   

Updated July. 03, 2019 08:53

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国連安全保障理事会が禁止する、海上で積み荷を移し替える「瀬取り」を通じて、石油精製品を北朝鮮船舶に提供した疑いで韓国に係留されていた2隻の船舶が解放されることになった。国連の北朝鮮制裁決議違反の疑いで係留されていた船舶に対する措置が出たのは初めて。

国連安保理の北朝鮮制裁委員会は1日(現地時間)、韓国政府の制裁違反船舶2隻に対する係留解除要請を受け入れたと、外交部が2日、明らかにした。船の管理会社から再び瀬取りをしないという約束を取り付けたという。今回解放された船舶は、2017年11月24日から全羅南道(チョンラナムド)の麗水(ヨス)港に係留されていた香港船籍の「ライトハウスウィンモア」と昨年9月4日から釜山(プサン)港に係留されていた韓国船籍の「Pパイオニア」だ。

ライトハウスウィンモアは17年10月、北朝鮮船籍「サムジョン2」に石油精製品600トンを提供した疑いで、韓国政府が国連の制裁違反を根拠に初めて係留した船舶だ。Pパイオニアは、制裁違反の疑いで係留された初めての韓国船籍の船舶。

17年に採択された国連安保理決議2397号(第9項)により、加盟国は制裁違反の疑いで係留した船舶の場合、係留日から6ヵ月後、制裁委に要請して承認が出る場合、船舶を解放することができる。


申나리 journari@donga.com