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「品質革新」のジェネシスなど現代・起亜の3車が米新車評価で1〜3位を席巻

「品質革新」のジェネシスなど現代・起亜の3車が米新車評価で1〜3位を席巻

Posted June. 21, 2019 07:27,   

Updated June. 21, 2019 07:27

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現代(ヒョンデ)自動車グループのジェネシスや現代、起亜(キア)の3つのブランドが、米有名市場調査会社の新車品質調査で、昨年に続いて1〜3位を総なめにした。3つのブランドが米消費者向け調査で着実に最上位圏を維持する中、現代・起亜自動車は米国で2ヵ月連続で8%台のシェアを記録して販売回復振りを見せている。

20日、現代自動車グループは、米国の市場調査会社JDパワー(J.D. Power)が19日(現地時間)に発表した「2019新車品質調査」で、ジェネシスが2年連続で総合首位となったと明らかにした。

JDパワーの新車品質調査は、1987年に始まった車両品質調査で、今年はプレミアムブランド14件、一般ブランド18件の計32ブランド、257車種を対象に行われた。昨年11月から今年2月まで米国で販売された新車を3ヵ月間乗った客の品質を巡る苦情事例を収集して、100台当たりの苦情件数を点数化する方式で行われたため、スコアが低いほど満足度が高いことを意味する。

ジェネシスは、今年は63点で昨年より5点が改善され、プレミアムブランドでドイツのポルシェ(15位)、日本のレクサス(8位タイ)などを抜いて3年連続トップの座を守った。プレミアムブランド2位のリンカーン(84点)とも明確な格差を見せており、ジェネシスG70はコンパクトプレミアム車級トップで、「最優秀品質賞」を受賞した。

起亜自動車も70点で、一般ブランド部門でトップを記録し、全体ブランド基準でもジェネシスに次いで2位となった。起亜自動車は、一般ブランドでは5年連続で首位を守っている。準中型セダンのK3(現地名はフォルテ)と小型スポーツ多目的車(SUV)・スポーティジなどの4車種は、各車級で首位を記録して最優秀品質賞を受賞した。現代自動車も71点で、一般ブランドで2位、全体ブランドで3位を記録した。現代自のサンタフェは、中型SUV車級で2年連続で最優秀品質賞を受賞した。

現代自グループの関係者は、「最近発売している車の品質競争力を確実に証明したし、音声認識、ブルートゥースなどのインフォテインメント分野でも最上位圏を記録した」とし、「同じ機関が3年間車に乗った客を調査する車両耐久性調査の成績も、今後さらに向上するだろうと期待している」と語った。現代自と起亜自は、JDパワーが今年初めに発表した耐久性評価では、31ブランド全体で8位タイと10位を記録したことがある。

こうした中、現代自は最近、最大市場の一つである米国での販売業績も回復傾向を見せている。現代・起亜自は先月、計8.1%の米国での市場シェアを記録した。4月に8.2%のシェアを記録したのに続き、2016年11月以降、2年半ぶりに2ヵ月連続で米市場で8%台のシェアを維持したのだ。

業績回復は、現代自のツーソンとサンタフェ、起亜自動車のテルライドなどのSUVモデルが善戦した結果だ。現代・起亜自は、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、トヨタ、フィアットクライスラー、ホンダ、日産・三菱に次いで、米市場シェア7位だ。

大林(テリム)大学自動車科のキム・ピルス教授は、「米国は今後も、伝統的内燃機関車を長期間販売できる市場の一つだ」とし、「現代自が品質競争力で十分な成果を出しているだけに、効率的なマーケティングと適切な新車投入により、販売業績に繋げることが重要な時だ」と話した。


金道炯 dodo@donga.com