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トランプ支持者、再選出征式の2日前からテントで野宿

トランプ支持者、再選出征式の2日前からテントで野宿

Posted June. 19, 2019 08:48,   

Updated June. 19, 2019 08:48

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「トランプ、フォー・モア・イヤーズ(4年もっと)…」

トランプ米大統領の2020年大統領選出征式の24時間前の17日午後8時頃、会場のフロリダ州オーランドのアムウェイセンター。豪雨だった同日、「Make America Great Again(MAGA・米国を再び偉大に)」と書かれた帽子やTシャツ、レインコートを着たトランプ支持者約100人が、歩道にテントをはって野宿を始めた。式の約40時間前の午前2時から列ができた。

アムウェイセンター前の歩道約100メートルを占領して野宿した支持者たちは、車が応援の警笛を鳴らしたり、支持者が「トランプの旗」を振って通り過ぎるたびに、「トランプ」を連呼した。トランプ氏は同日、ツイッターに、「明日の夜、オーランドで『ビッグ・ラリー(Big rally)』が開かれる。記録が生まれるだろう。10万人以上が申し込んだ」と明らかにした。アムウェイセンターの収容人数は約2万人。主催側が入場チケットを無制限に発行したため、チケットがあっても列に並ばなければ会場に入ることができない。オーランドに居住するリーランド・マッキーさんは「明け方5時に来た」と話した。

トランプ氏の再選成功の可能性について、経済の成果を挙げる人が多かった。マッキーさんは、「成長率は上がり、失業率は下がりつつある」と評価した。ジェニファー・フレンドさんは、「トランプ氏が経済を生かしたおかげで、土木技師として働く夫の仕事もうまくいき、最近『セカンドカー』を買った」と話した。1980年代、2人の娘を韓国から養子に迎えて育てたというティム・ウィンさんは、「トランプ氏の努力で、韓国と北朝鮮が統一する日がくるだろう」と話した。

支持者は、トランプ氏の支持率が民主党候補らよりも後れを取っているという世論調査の報道や、ロバート・モラー特別検察官のロシア疑惑捜査などについて、「メディアがトランプ氏を困らせている。フェイクニュースだ」と敏感に反応した。トリシャ・ホープさんは、「トランプ氏のツイートだけが本当だ」とし、トランプ氏のツイートを編集した2冊の本を見せた。そして、「1冊35ドルで販売している。望めば海外配送もする」と話した。

フロリダ州は、2016年のトランプ氏の当選に決定的な貢献をした地域だ。昨年の中間選挙でも共和党が善戦した。トランプ氏は、フロリダ大統領選挙出征式を皮切りに、「アゲイン2016」に弾みをつける計画だ。夫人のメラニアさんらトランプ氏の家族やペンス副大統領が参加する。

アムウェイセンター前のチャーチストリートの進入路にはバリケードが設置され、通行が遮断された。オーランド警察は、万一の事故に備えて、警戒を厳重にした。ジョージ・ピカスキーさんは、「タバコを吸って、間食をし、老練なトランプ支持者の姿は健康に見えない」とし、「アイフォンの新製品を買おうとする徹夜行列が思い浮かぶ」と話した。民主党員と反トランプ市民団体は18日、会場付近3ヵ所で反トランプデモを準備している。「ベビートランプ」という風船人形を空に浮かべ、銃反対デモなどを準備しているとし、緊張感が高まっている。


朴湧 parky@donga.com