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「ドクターヘリは希望」、厳弘吉氏もソセンキャンペーンに参加

「ドクターヘリは希望」、厳弘吉氏もソセンキャンペーンに参加

Posted June. 14, 2019 08:40,   

Updated June. 14, 2019 08:40

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1998年にエベレストから2007年にローツェまで、ヒマラヤ8000メートル級の峰16座を世界で初めて完登した登山家の厳弘吉(オム・ホンギル)氏(59=厳弘吉ヒューマン財団常任理事)が、「ドクターヘリの音は命です(ソセン)」キャンペーンに参加した。8000メートル以上の登頂を36回試みて16回失敗した厳隊長は、これまでの登頂の中で10人の仲間を失い、本人も1998年にアンナプルナ登頂で足が折れる重傷を負うなど、様々な危機的状況に見舞われたため、誰よりもソセンキャンペーンに共感したという。

厳隊長は、「ヒマラヤ8000メートルを超える数々の山に挑戦する時も、ヘリコプターの救助要請をたくさん行った」としながら、「切迫した瞬間にヘリコプターの音が聞こえたら、その音のおかげで、本当に生き残ったような気がするし、すべての苦しみが消えるような気もした」と振り返った。彼は、「ドクターヘリは誰かにとっては不快な騒音かもしれないが、ヘリの中の救急患者やその家族にとっては命の音、希望の声だ」と語った。厳隊長は、ソセンキャンペーンに参加する次のリレー走者として、役者のパク・サンウォン、ソン・ジェヒ、チ・ソヨン氏の3人を名指した。

最近厳隊長は、幼稚園、小学校の起工式に出席するため、11日、ネパールに向かった。彼はこの世を去った仲間たちの精神を称え、ヒマラヤからの借りを返すという趣旨で、2008年厳弘吉ヒューマン財団を立ち上げ、これまでヒマラヤの奥地に学校16校(厳弘吉ヒューマンスクール)を建設するプロジェクトを進めている。単に学校の建物だけを建てるのではなく、児童生徒にカバンと制服、奨学金など、学業に必要なすべての便宜を提供する。16番目の学校は、幼稚園から小中高校、大学までがすべて含まれるスクールタウンとして建設する予定だ。また、厳隊長は先月30日、アンナプルナの観光客のため、KTと災害緊急対応センターの設立協力のための業務協約を交わした。


李眞漢 likeday@donga.com · 兪載泳 elegant@donga.com