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現代・起亜自動車、米国の自動運転企業オーロラに持ち分投資

現代・起亜自動車、米国の自動運転企業オーロラに持ち分投資

Posted June. 14, 2019 08:42,   

Updated June. 14, 2019 08:42

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現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車が、米国の自動運転スタートアップ企業「オーロラ」に戦略的投資を行う。昨年に相互協力を発表したのに続き、今回の持分投資によってさらに高度化した自律走行開発が可能となったという評価が出ている。

13日、現代・起亜自はオーロラへの戦略投資に踏み切って、オーロラの独歩的自律走行システム「オーロラドライバー」を通じて自律走行技術の開発協力を強化することにした。両社は具体的な投資額と持分は明らかにしなかった。

オーロラは、グーグルの自律走行技術総責任者だったクリス・アームソン、テスラのオートパイロット総括のスターリング・アンダーソンなどの自律走行の専門家が、2017年に設立した会社だ。設立時から世界から注目を受けており、現代自グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長が直接オーロラとコラボレーションを主導してきた。

最近、自律走行技術の開発は、完成車と自律走行技術企業、ベンチャーキャピタルなどが陣営を作って競争する雰囲気となっている。オーロラは、現代・起亜自、中国のバイトンと自律走行を巡ってコラボレーションを行ってきたが、今年2月、アマゾンとセコイアキャピタルから5億3000万ドル(6300億ウォン)の投資を受けて話題となった。さらに10日(現地時間)、ルノーグループとの買収合併(M&A)が物別れに終わったフィアットクライスラー(FCA)がオーロラとコラボレーションをすると発表した。オーロラーアマゾンー現代・起亜自動車―FCA―バイトンが、オーロラ技術を通じて自律走行の開発に乗り出したことになる。

一方、オーロラとコラボしてきたドイツのフォルクスワーゲンは11日(現地時間)、そのコラボレーションを打ち切ると発表した。その代わり、フォードが投資した自律走行スタートアップ・アルゴAIとのコラボレーションを強化することが予想される。トヨタはウーバーと緊密に自律走行技術を開発している。今年4月、トヨタ、デンソー、ソフトバンクビジョンファンドは、ウーバーの自律走行開発部門に10億ドル(1兆1800億ウォン)を投資すると発表した。ゼネラルモーターズ(GM)は、2016年に自律走行企業クルーズを買収し、ここにホンダ、ソフトバンクが大規模な投資を行っている。

自動車業界の関係者は、「高度の人工知能(AI)技術を基盤にした自律走行技術は、完成車の単独開発が難しい分野だ」とし、「完成車、投資会社、米シリコンバレーの自律走行技術の企業がお互いにペアを組んで投資と開発競争に参入している」と語った。


金玹秀 kimhs@donga.com