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欧州と米国が次々と利下げを示唆、世界で景気テコ入れの動き本格化

欧州と米国が次々と利下げを示唆、世界で景気テコ入れの動き本格化

Posted June. 08, 2019 07:38,   

Updated June. 08, 2019 07:38

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欧州中央銀行(ECB)がグローバル景気減速に対応した金利引き下げの可能性を示唆した。主要新興国でも最近、相次いで金利引き下げを行ったことを受け、米国と欧州も引き下げを示唆し、世界各国が本格的な景気テコ入れに乗り出したという分析だ。この雰囲気が続けば韓国銀行も金利引き下げの時期を繰り上げる可能性が高い。

マリオ・ドラギECB総裁は6日(現地時間)、通貨政策会議を終えた後の記者会見で「必要に応じて利下げや量的緩和のための資産買い入れプログラム再開の可能性もある」と明かした。ECBは、現在の0%金利を据え置き、少なくとも来年の上半期(1~6月)までは利上げを控える。ドラギ総裁は米中貿易戦争のショックと新興国の不安を取り上げ「成長を取り巻く下振れリスクは高まっている。」と懸念した。

米連邦準備制度(FRB)もやはり利下げに向けて秒読みに入った。米紙ウォールストリートジャーナルは同日、「FRBは、早ければ今月の利下げを実施するための議論に入った。」と報じた。


李建赫 gun@donga.com