米国防長官代行、２８日から韓国などアジア歴訪

シャナハン米国防長官代行（５７）が２８日から来月初めまで、韓国をはじめアジアを歴訪する。米国と中国が貿易および為替問題で鋭く対立しているうえ、アジアとの協力を通じて中国を牽制しようとする米国の「インド太平洋戦略」も本格化しており、シャナハン氏の初のアジア歴訪に格別な関心が集まっている。

米国防総省は２３日（現地時間）、報道資料を通じて、「シャナハン氏が、ハワイ、インドネシア、ジャカルタ、シンガポール、ソウル、東京を訪問するために２８日に出発する。シャナハン氏がシンガポールでのアジア安全保障会議（シャングリラ会合）で主要指導者に会い、新たなインド太平洋戦略も発表するだろう」と明らかにした。また、「各国の高官と２国および多国間会談を行う」とも明らかにした。

米国防総省は、韓国をはじめ各国の具体的な訪問日程を明らかにしていない。報道資料に羅列された順に訪問する可能性が高いという観測が流れている。シンガポールのシャングリラ会合は今月３１日から６月２日まで開かれる。このため、シャナハン氏の訪韓は来月初めになる可能性が高い。

シャナハン氏は先月、米ワシントンで鄭景斗（チョン・ギョンドゥ）国防部長官と会談し、韓米軍事協力について話し合った。


ワシントン＝イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com