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U-20W杯代表FWチョ・ヨンウク、「イ・ガンインは想定外のパスを送る」と絶賛

U-20W杯代表FWチョ・ヨンウク、「イ・ガンインは想定外のパスを送る」と絶賛

Posted May. 22, 2019 07:55,   

Updated May. 22, 2019 07:55

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「ポーランドに一番長く残るチームになりたいです」

国際サッカー連盟(FIFA)20歳以下(U-20)ワールドカップ(W杯)代表チームの最年少メンバーのイ・ガンイン(18=バレンシアCF)は、強い意気込みでW杯本大会を準備している。大会が開催されるポーランドに最後まで残るとしたのは、韓国の大会最高成績である4強(1983年のメキシコ大会)を超えて決勝進出への強い意欲を示したものだ。

「韓国サッカーの未来」と呼ばれるイ・ガンインは最近、チョ・ヨンウク(20=FCソウル)に夢中だという。攻撃の中核を担う二人は、国内練習の時から常にべたついている。イ・ガンインは最年少でチョ・ヨンウクはU-20W杯出場が2度目のベテランだ。代表チームの関係者によると、二人は戦術的な動きについて意見を交わし、時にはスキンシップをしながら緊密な関係を築いている。イ・ガンインはチョ・ヨンウクの首を揉みながらいたずらをする時が多い。イ・ガインは、「ヨンウク先輩の魅力は首の後ろだ。首の後ろの肉を触ると気持ちが良い」と軽口を叩いた。代表チームの関係者は、「チョ・ヨンウクがイ・ガンインに沢山アドバイスをしている。イ・ガンインも戦術について意見を言うべき時ははっきりと言っている」と伝えた。

攻撃的MFのイ・ガンインは、「グラウンドの司令官」役を務めなければならない。バレンシア(スペイン)で欧州舞台の経験を積んだイ・ガインは、鋭いパスと試合の流れを調整する能力に長けている。FIFAは21日、イ・ガンインを「U-20W杯で注目すべき10人の選手」に挙げた。FIFAは、「バレンシアは2011年に仁川(インチョン)出身のMFイ・ガンインをいち早くユースチームに加入させた。イ・ガンインは今年3月、代表チームに招集された」と紹介した。

同僚たちは、イ・ガンインに厚い信頼を寄せている。イ・サンジュン(釜山)は、「イ・ガンインはボールキープ能力が優れているので、彼にボールを渡すと安心できる」と話した。イ・ガンインの個人技のお陰で攻撃もやり易くなったという。チョン・ホジン(高麗大)は、「イ・ガンインは相手守備1、2人くらいは交わしているので、自分が攻撃的に動けるスペースが増える」と語った。

イ・ガンインのパスをゴールに決めなければならない選手の一人がFWチョ・ヨンウクだ。2017年に韓国で開催されたU-20W杯に出場した時は、今のイ・ガンインと同じ18歳でチームで一番若かった。当時、大会では無得点に終わったが、昨年にKリーグ1のFCソウルに入団してからはコンスタントに試合に出場しながら(40試合5得点)進化を続けている。

マンチェスター・シティ(イングランド)のFWセルジオ・アゲロをロールモデルにしているチョ・ヨンウクは、アグレッシプな突破が持ち味だ。豊富な運動量まで備え、前線で強いプレスを行える選手だ。チョ・ヨンウクは、「2017年は大学生(高麗大)だったけど、今はプロ選手になった。相手を苦しめらるプレーをしたい」と話した。チョ・ヨンウクが考えるイ・ガンインとの呼吸はどうだろうか。チョ・ヨンウクは、「イ・ガンインとプレーしてみたら、想定外のファンタ―スティックなパスが送られてきた。僕が予想できなかったなら、相手守備も分からないことになるのではないだろうか。イ・ガンインをはじめ仲間たちと連携して、攻撃ポイントを少なくとも3つは記録したい」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com