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柳賢振、朴賛浩の「33イニング連続無失点」記録を超えられるか

柳賢振、朴賛浩の「33イニング連続無失点」記録を超えられるか

Posted May. 22, 2019 07:57,   

Updated May. 22, 2019 07:57

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相次ぐ好投でメジャーリーグ全体1位の防御率(1.52)をマークしている「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=32、ロサンゼルス・ドジャース)に対する米国メディアの絶賛が相次ぎ、高い期待感を示している。

米国の主要スポーツメディアは21日に発表されたチーム別のパワーランキングで、柳賢振の名前は全メディアで大きく取り上げられた。ESPNはヒューストン・アストロズに次いでドジャースをパワーランキング2位に位置付けた上で、「柳賢振のショーは続く」と報じた。ヤフースポーツもドジャースを2位に選定し、「柳賢振のシーズン前の契約(1年1790万ドル)は泥棒行為に等しい。柳賢振が今のペースを維持すれば、ドジャースはポストシーズンで本当に負かしにくいチームになるだろう」と絶賛した。

柳賢振の記録の中で地元メディアが注目しているのは、連続イニング無失点記録だ。柳賢振は20日、シンシナティ・レッズを相手に7回無失点の完璧な投球を披露し、直近の31イニングで1点も許さない完璧な投球を繰り広げている。メジャーリーグの公式ホームページ(www.mlb.com)などほぼすべての米国メディアは、柳賢振がドジャース史上連続イニング無失点投球で10位タイになったと伝えている。レコードブック(歴史書)の一ページを飾っていると褒め称えている。ドジャース情報を中心に配信しているドジャース・ネーションは同日、最多イニング連続無失点を記録したドジャースの歴代投手たちを紹介しながら、柳賢振をボブ・ミラー(1964年)、フェルナンド・バレンズエラ(1980~1981年)とともに10位タイに位置付けた。

ここでは、米国メディアも欠かせない選手がいる。一時ドジャースで先発投手として活躍した「コリアン特急」朴賛浩(46)だ。2000年と2001にかけて33イニング連続無失点を記録した。2000年の最後の3試合(アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦1試合、サンディエゴ・パドレス戦2試合)で25イニング連続無失点を記録した朴賛浩は、2001年4月3日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で韓国選手では初めて開幕戦に先発登板し7回無失点で勝利投手になった。同4月8日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で2回に失点したため、連続イニング無失点記録は33で止まった。33イニング無失点はドジャースの「生きる伝説」サンディー・コーファックスと並ぶものだ。朴賛浩がリストに含まれれば、21日現在の柳賢振の順位は11位タイにならなければならない。

朴賛浩とコーファックスを含めてドジャースでは、とりわけ連続イニング無失点記録を打ち立てた投手が多かった。メジャーリーグの歴代最多の59イニング連続無失点記録を保持するオーレル・ハーシュハイザー(1988年)と歴代2位の58イニング無失点を記録した(1968年)のドン・ドライスデールはいずれもドジャース出身だ。最近では2015年にザック・グレインキー(現アリゾナ)が45イニング無失点を記録した。クレイトン・カーショーは2014年と2015年にそれぞれ41イニングと37イニング連続無失点を記録した。

予定通りなら柳賢振は27日の敵地ピッツバーグ・パイレーツ戦でシーズン7勝目に挑戦することになる。序盤の3イニングを無失点で凌ぐことができれば、朴賛浩とコーファックスを同時に超えることになる。あと10イニングを連続無失点で抑えれば、カーショーと並ぶことになる。

朴賛浩は最近、メディアのインタビューで柳賢振と自身との比較を頼まれて、「今の野球は自分が活躍していた時より遥かに精巧になっており、レベルも高くなった」と言い、柳賢振の活躍を高く評価した。


李憲宰 uni@donga.com