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日本の今年の大卒就職率97.6%、事実上「完全雇用」

日本の今年の大卒就職率97.6%、事実上「完全雇用」

Posted May. 20, 2019 07:53,   

Updated May. 20, 2019 07:53

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日本の大卒者と高卒者の就職率がそれぞれ100%に迫っている。アベノミクスによる経済活性化と海外観光客の急増で、若者が事実上「完全雇用」を迎えたという分析が出ている。

18日、朝日新聞などによると、厚生労働省と文部科学省は17日、国公立24大学と私立38大学の卒業生の就職現況を分析した結果を発表した。今年3月の卒業生のうち就職を希望した43万6700人のうち97.6%の42万6千人が就職した。調査が始まった1997年以降、最高だった昨年より0.4ポイント低いが、依然として過去2番目の高水準だと日本政府は明らかにした。

性別では男性97.3%、女性97.8%が就職した。専攻別では文系が97.4%、理系が98.4%となった。
 
大卒者の就職率が前年よりもわずかに下がった理由も注目に値する。厚生労働省は、「一部の学生がより良い就職のために内定を辞退した」と分析した。就職率が下がったものの、質的にはより良い就職に向けた準備をするほど余裕があるということだ。

就職希望者全体を対象に調査した今年3月の高卒者の就職率は、昨年より0.1ポイント高い98.2%と集計された。今年の日本の高校卒業生は105万6847人、このうち17.7%の18万7342人が就職を希望した。高卒者の就職率も、2011年から9年連続増加傾向にある。過去最高の高卒就職率だった1991年(98.3%)に迫った。1991年はバブル経済が崩壊する直前だった。

同紙は、「深刻な人手不足で企業の採用意欲は高く、学生有利の『売り手市場』が続いている」と報じた。経済専門家たちは、今年に入って一部の経済指標が悪化しているが、大枠では来年8月の東京五輪まで日本経済が好調を続け、就職市場の見通しも明るいと予想している。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com