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70年夫婦生活のための四つの戒め

Posted May. 18, 2019 10:00,   

Updated May. 18, 2019 10:00

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21日は「夫婦の日」だ。幸い、私の妻は夫婦の日に関心がない。健忘症の私も、記念日は少なければ少ないほどいい。しかし、念のために、今日は苦労した妻に捧げる愛と謝罪の歌を紹介する。

「愛しているという言葉をあまり言えなかったかもしれない。心の通りにできなかったかもしれない、寂しい時、慰めることができなかったかもしれない。後悔しているが、これだけは知ってほしい。組はいつでも僕の心の中にいたことを」

エルビス・プレスリー、ペット・ショップ・ボーイズなど多くの歌手がこの歌を歌ったが、私はウィリー・ネルソンの歌が好だ。妻の前に立った情けない夫の不安とみすぼらしさに共感するからだろう。

夫婦クリニックは、最も難しい精神治療の一つだ。医師が怒っている双方の信頼を得なければならないからだ。先に力が強く攻撃する側を和らげなければならないが、強者の機嫌を損ねれば、治療はすぐに終結してしまう。一方、強い側の意見を反映しすぎれば、弱い側が治療に協力せず、医師をやぶ医者にしてしまう。成功的な治療の前提条件は、代案がないので、共に仲良く暮らそうと努力するほかないという判断と決心だ。それでこそ、悔しくても自分が先に譲歩し、相手や賢明な人の話に耳を傾け、変化を追求することができる。幸せな夫婦になろうとする人々に紹介したい。70年以上、仲むつまじい夫婦生活をした世界最長寿夫婦賞の受賞者とのインタビュー内容をまとめた「夫婦百年偕老憲章」の一部だ。

第一に、耐え忍び、けんかを避けろ。成熟の基本は忍耐心だが、成熟していなければ、少なくとも、無条件に我慢するのではなく頭を使わなければならない。相手が気分を害した場合、まず自分の過ちを振り返る。そして、挑発には相手がミスをしたと考え、次に、挑発に対して自分を怒らせようとするのかと言葉で確認をする。3度は耐えることができるだろう。

第二に、よく褒めること。鯨をも踊らせるというが、大損をするわけでもなく、褒めればより良いことが返ってきたりする。惜しむ必要があるだろうか。人間は自分を認める(他意があるとしても)対象に好感を持つ。相手を愛するなら、積極的に表現すべきだろう。残念なことに、愛は言葉と行動だけであらわれるからだ。

第三に、一緒に喜ぶことを探せ。嫌いなことをしないだけでなく、自分に良くなくても相手が喜ぶ状況を作ることが長期的に見ると自分にも得だ。どうせなら一緒に楽しいことをするといいが、なければ今からでも共有したり一緒に楽しむことができる活動や趣味を作るのがいい。

第四に、依存しすぎてはいけない。過度な依存の結果は、常に相手に対する失望と非難だ。結婚は中間地点で、互いに寄り添い、頼る状態でなければならない。子どものように世話だけされるのではなく、大人のように責任を負わなければならない。配偶者にかけた期待が妥当だったのか、自分も配偶者の期待を満たそうと努力したのか振り返らなければならない。

道は遠く、その道を共に行く人は尊い。大切な人を守らなければならない。