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V.Iと鄭俊英事態、クリーンなK-POPイメージに打撃

V.Iと鄭俊英事態、クリーンなK-POPイメージに打撃

Posted March. 16, 2019 08:07,   

Updated March. 16, 2019 08:07

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「清潔で控えめなK-POPスターのイメージへの打撃は避けられません」

主要外信が連日、ビッグバンのメンバーV.Iと歌手鄭俊英(チョン・ジュンヨン)などの性接待や違法性関係動画の撮影疑惑について集中報道する中、ジェフ・ベンジャミン米ビルボード誌K-POP専門コラムニスト(写真)は14日(現地時間)、東亜(トンア)日報との電話インタビューで今回の事態の波紋についてこのように分析した。

かつてはK-POPがポップのヒット作を模倣して米市場に進出しようとして失敗したが、最近はK-POPならではの個性で米市場を虜にしているという。ベンジャミンは、ダンス、ラップ、ビジュアル、歌がすべて含まれている「複合コンテンツ」ならではの魅力とプロモーションビデオ、アルバム、最初の公演などがほぼ同時多発的に行われる「スピード」などを、K-POPのみの成功要因として選んだ。これに加えて、「米スターたちと違って、K-POPスターたちはインタビューでも、いつも『光栄だ』というふうに、その功労をファンに回す控えめなイメージを守ってきた」とし、「コンテンツも暴力性がはるかに少なく、家族的(family friendly)だという評価だ」と彼は伝えた。

しかし性上納、盗撮、薬物などで綴られた今回の歴代級アイドル犯罪疑惑で、米国ファンは大きな衝撃に包まれているという。ベンジャミンは、「今後、米市場に進出しようとする新人や、すでに活発に活動しているK-POPグループも、今回の事態に対する立場や意見を尋ねる質問を継続的に受けるだろう」と予想した。

ロイター通信は同日、「セックス、嘘とビデオ:セックススキャンダルに揺れるK-POPの世界」というタイトルの記事で、関連疑惑などを詳細に紹介し、CNNは、「今回の事態は、『K-POPのアイドルが、実際はどれほどきれいか』という質問を巻き起こした」と付け加えた。

しかし、彼は、「今回のスキャンダルは盗撮、女性の性道具化など、社会・文化的問題であり、K-POPが本質ではないだろう」とし、「一部の外信がK-POPスターたちが関わっていることを過度に強調したことで、問題の本質がぼやけている」と指摘した。「中東のCNN」と呼ばれるアルジャジーラは、関連スキャンダルを報じながら、まったく関係のないアイドルグループの写真をオンラインに掲載、後になって過ちを認める謝罪文を掲載したりした。

ベンジャミンは、「今回のスキャンダルの張本人は、かなり前にデビューしたベテランであり、米市場に焦点を当ててこなかったことも忘れてはならない」とし、「ただ、今後、事態がどのように流れていくかによって、まだしんとしている米市場も揺れ動く可能性はある」と付け加えた。


ワシントン=キム・ジョンアン特派員 jkim@donga.com