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ハンドボール南北合同チームのエース、斗山のカン・ジョングが国内リーグ優勝に意欲示す

ハンドボール南北合同チームのエース、斗山のカン・ジョングが国内リーグ優勝に意欲示す

Posted January. 30, 2019 10:12,   

Updated January. 30, 2019 10:12

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「ハンドボールって、『どうせ優勝は斗山』ではないですか」

ドイツやデンマークで開催された世界男子ハンドボール選手権で南北合同チームのエースとして大活躍したカン・ジョング(29=斗山)は29日、「まだ時差ボケが続いていて寝起きが悪い」と愚痴をこぼしながらも、自信に満ちた声で残りシーズンへの気持ちを語った。1週前に帰国したカン・ジョングは、来月1日のハンドボールリーグ再開に向けて汗水を流している。

初めて代表選手として出場した世界選手権は、「カン・ジョング」の名を国内外に印象付ける意味ある大会だった。2013年に実業舞台でデビューして以来、長年代表チームの不動のセンターバックだったチョン・ウィギョン(34=斗山)らに隠れていたカン・ジョングは、今大会で正センターバックとして出場し、チームを安定的にまとめる一方で、あたかも恨みを晴らすかのように得点ラッシュにも加担し、チーム内最多の36得点を記録した。

持ち味の俊足が今大会でも光を放った。ハンドボール選手にしては相対的に低身長(180センチ)で、2メートル近い長身が立ちはだかる欧州選手たちの間を、速い足で切り込んではゴールを決める姿に現地の観客たちは嘆声を上げた。12ゴールを決めたセルビア戦で合同チームは、2点差で敗れたが、試合MVPはカン・ジョングが受賞した。6年ぶりに世界選手権に進出した韓国は北朝鮮と合同チームを結成し、戦力が低下したという評価を受けたが、カン・ジョングの大活躍で2013年の成績(21位)に近い22位で大会を終えた。カン・ジョングは、「北朝鮮選手たちが十分に練習できていなかった。引き続き力を合わせていけば、合同チームの戦力もより強くなるだろう」と話した。

世界選手権を通じて大きく成長したカン・ジョングには、リーグ優勝という課題が残っている。斗山が開幕8試合で全勝を飾り1位を走っている上、2011年にハンドボールリーグがスタートして以来、6年間で5度優勝している強豪であるため、いつも見通しは明るい。だが、今季は開幕を控えてSKが外国人選手のブク・ラボビッチ(30)を獲得するなど、「斗山打倒」をうたう他チームの抵抗がしたたかだ。

2年前にハンドボールを辞めていたかもしれない逆境を乗り越えて立ち直っただけに、余裕があった。

「世界選手権以降、自信をつけている僕もチーム戦力にプラスになると思いますけど。残り試合を全て勝つという覚悟で、チャンスさえあれば躊躇わずにより多くのシュートを投げたいです(笑)」


金培中 wanted@donga.com