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三星電子、最高技術認証の「名匠」を選抜

三星電子、最高技術認証の「名匠」を選抜

Posted January. 03, 2019 07:50,   

Updated January. 03, 2019 07:50

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三星(サムスン)電子は、情報技術(IT)の製造現場のノウハウを保存し、技術競争力を高めるために「三星名匠」制度を新設したと、2日明らかにした。

三星名匠とは、技術的専門知識とノウハウが求められる製造技術、金型、計測、設備、品質などの分野で少なくとも20年以上勤務し、職人並みの熟練度を持つベテランスタッフを最高専門家として認定する制度だ。

高度化された技術の保有だけでなく、後輩養成のための努力、経営貢献度などを総合的に評価して選定する。既存のマスター制度が研究開発(R&D)分野の専門家養成を目的としたなら、今回新設された三星名匠は、生産技術職を対象に、現場の専門家の誇りを高めるために設けられた。

同日、三星電子は、京畿水原市(キョンギ・スウォンシ)の「三星デジタルシティ」で社長団と従業員など500人余りが出席する中で開かれた仕事始めで、三星名将4人への認証式を行った。金奇南(キム・ギナム)三星電子副会長は、「三星名将は、製造分野の従業員を動機づける制度だ」とし、「三星名匠たちが継続的に現場の革新をリードしていくことを願う」と明らかにした。

製造技術部門で選ばれた生活家電事業部のイ・チョル名匠(54・1989年入社)は、人の手で組み立てていた冷蔵庫とエアコンのプリント回路基板(PBA)の工程を自動化して、24時間無人生産体制を実現した功労が認められた。金型部門では、ワイングラスの形を形象化したボルドーテレビ、ギャラクシーS6のメタルケースなどの革新デザインの金型開発に貢献したイ・ジョンウォン名匠(57・1993年に入社)が選ばれた。

三星電子の主力である半導体の製造現場でも、2人の名将が排出された。ファウンドリ事業部のパク・サンフン名匠(51・1993年に入社)は、様々な半導体のデータ分析(不良解析)手法の研究を通じて歩留まり向上を主導し、継続的なセミナーを通じて、400人の分析人材を育成した功労が認められ、計測部門の名匠に選ばれた。設備分野で選ばれたTSP(テスト・アンド・システム・パッケージ)総括のホン・ソンボク名匠(51・1984年に入社)は、34年間、半導体組立設備の業務に携わりながら、後工程の設備構造を改善し、半導体競争力強化に寄与したという評価を受けた。