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「真相究明が先」キム・ヨンギュンさんの母親、文大統領との面談を拒否

「真相究明が先」キム・ヨンギュンさんの母親、文大統領との面談を拒否

Posted December. 31, 2018 08:22,   

Updated December. 31, 2018 08:22

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10日、忠清南道(チュンチョンナムド)の泰安(テアン)火力発電所で作業中の事故で亡くなった下請け労働者のキム・ヨンギュンさん(24)の母親が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との面談を拒否した。

キムさんの母親のキム・ミスクさんは29日午後、ソウル鍾路区(チョンロク)の光化門(クァンファムン)広場で、故キム・ヨンギュン市民対策委員会の主催で開かれた第2回汎国民追悼祭に参加し、「大統領がした約束とヨンギュンの夢(非正規の解消)が実現せず、ヨンギュンの死に対する真相の究明と責任者の処罰がなければ、(文大統領とは)会わない」と話した。大統領府は28日、金宜謙(キム・ウィギョム)報道官を通じて、文大統領がキムさんの遺族に会う意向があると明らかにした。

 

同日、キム・ミスクさんは、「ヨンギュンの無念の死は、文大統領の約束が十分に守られたなら、防ぐことができた」とも述べた。文大統領が昨年の大統領選挙で公約した公共部門の非正規労働者の正規職への転換の約束について言及したとみえる。

キム・ミスクさんは、息子に送る手紙を朗読し、27日に国会本会議を通過した産業安全保健法改正案の処理過程をめぐって、「法が作られる過程は理解できなかった」とし、危険な作業を下請け会社の非正規労働者が担う構造を批判した。

追悼祭には、約5千人(主催側推算)が参加した。1週間前に開かれた第1回追悼祭の2倍以上が集まった。参加者は「非正規はもう終わり」、「私がキム・ヨンギュンだ」と書かれたプラカードを持って、公共部門の非正規解消を主張し、キムさんの事故の真相究明と責任者の処罰を求めた。


徐亨錫 skytree08@donga.com