Go to contents

「報奨金が雨のように降り注いでいる」 スズキカップ優勝のベトナム代表に巨額のボーナス

「報奨金が雨のように降り注いでいる」 スズキカップ優勝のベトナム代表に巨額のボーナス

Posted December. 18, 2018 09:09,   

Updated December. 18, 2018 09:09

한국어

「朴恒緒(パク・ハンソ)監督(59)とベトナム代表選手たちにボーナスが雨のように降り注いでいる」

ベトナムメディア「ジング」は、ASEANサッカー連盟(AFF)のスズキカップ優勝以降、数多くの報奨金をもらっている自国代表チームの状況をこう伝えた。ベトナム企業各社は、10年ぶりの同大会優勝を果たした代表チームに我先にと報奨金を出している。金銭的な支援だけでなく、それぞれの企業の特徴を生かしたサービス商品も提供している。

ベトナムのニュースサイト「VNエクスプレス」などによると、車両の呼び出しサービスを行うべ・グループは20億ベトナムドン(約9700万ウォン)の報奨金とともに、自社の車両呼び出しサービスの1年間のアプリ無料利用権を提供した。スマートセキュリティ会社のPHGは、代表選手と選手家族などにスマートフォンと連動するドアーベル1000個(36億ベトナムドン相当)を提供することにしたと発表した。ベトナム輸出入銀行、TP銀行、家電メーカーのアサンゾ、移動通信企業のビナフォンは、それぞれ10億ベトナムドン(約4900万ウォン)の報奨金を支給する。

朴監督は、「チーム全体に贈られる殆どの報奨金は、ベトナム・サッカー協会が企業から受け取った後、選手とコーチ陣に配る」と話した。朴監督は、自動車メーカー「タコグループ」から別途支給される報奨金は寄付することを約束した。タコグループは選手たちに20億ベトナムドンを、朴監督には10万ドル(約1億1300万ウォン)を贈った。朴監督は、「自分の報奨金はベトナムのサッカー発展と恵まれない人たちのために使いたい」と話した。

ベトナムのメディアによると、17日までにベトナム代表チームが企業から確保しら80億ベドナムドン(約3億8800万ウォン=サービス商品は除く)以上に上ると試算される。企業各社が次々と代表チームを後援したいと名乗り出ているため、報奨金の総額規模はさらに膨れるとみられる。昨年、ベトナムの1人当たりの国内総生産(GDP)が266万ウォンだったことを考えると数億ウォンの報奨金は巨額に相当する。

ベトナムの優勝で朴監督の市場価値も上がりそうだ。ベトナムのメディアによると、2020年1月31日まで契約している朴監督は、3億ウォンほどの年俸を受け取っているという。朴監督の年俸引上げに一助したいと名乗り出たベトナムの財閥も現れた。かつてベトナムサッカー協会の財政担当副会長を務めたドアン・グエン・ドゥック(ホアン・アイン・ザライグループ会長)は、「朴監督の年俸を支払うために協会に力を貸したい」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com