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「氷速女帝」李相花がドイツB級大会で優勝、五輪3連覇への最終調整

「氷速女帝」李相花がドイツB級大会で優勝、五輪3連覇への最終調整

Posted February. 05, 2018 09:00,   

Updated February. 05, 2018 09:00

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「待て!小平奈緒」

「氷速女帝」李相花(イ・サンファ=29、スポーツトト)が2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕を控えて、五輪3連覇の見通しを語った。

李相花は4日、ドイツのインジェル・アイスシュタディオンで行われたフリレンジェカップの女子500メートルで37秒18で優勝した。カナダのマーシャ・ハーディ(37秒75)、ヘダ・マグリン(38秒02)を抜いて頂上に立った。

B級大会だが意味ある結果だ。大韓氷上協議連盟の関係者は、「李相花は平昌五輪を控えて体調を引きあげるため、ドイツで練習をしていたが最後の点検としてB級大会に出場した。李相花は練習のつもりで競技に参加したが、現地の氷質を考慮すれば大変良い記録が出た」と伝えた。

慢性的な膝の負傷から抜け出し、膝と尻、足首へとつながる「キネティックチェーン(Kinetic Chain)が正常に戻ったのは大きい。スタートで「プッシオフ(推進力を得るため力強く飛び出す力)」を極大化するためにキネティックチェーンは絶対的だ。スピードスケート代表を支援する韓国スポーツ開発院のソン・ジュホ博士は、「選手ごとにキネティックチェーンの最大の角度は異なるが、膝、尻、足首の最大角が自然な形で並んだ状態で、瞬時に最高点に到達したとき力学的効率を高めて爆発的なパワーを出すことができる。膝と尻、足首の並びがずれたり不要な動きが出るとパワーが落ちる」と話した。その上で、「李相花は、もともとキネティックチェーンが良かった。昨シーズンに膝が悪かったときと比べて、昨年10月からだんだん良くなっている」と話した。

ソン氏の分析通り、この日のスタートは印象的だった。李相花は最初の100メートルを10秒35で滑った。今シーズン最高記録だ。昨年11月のカナダ・カルガリーオーバルで行われた国際スケート連盟(ISU)ワールドカップ(W杯)第3戦に出場し36秒86と、シーズンベストをマークしたときの100メートル記録が10秒35だった。

専門家たちは、李相花が今シーズンに好敵手、小平奈緒(32=日本)との勝負で一度も勝てなかったが、小平を越えて金メダルを獲得する可能性が高いと見ている。ソン氏は、「李相花は大きな試合に強い。しかもホームでのレースだ。コンディションも良くなっているので、当日のコンディション次第では十分小平を下せるだろう」との見方を示した。李相花はスピードスケート女子500メートルで2010年バンクーバー大会、2014年ソチ大会に次いで五輪3連覇に挑戦する。

先月22日から個人レッスンを受けているケビン・クロケット・コーチが率いるカナダ代表チーム選手たちとドイツで合宿練習を行った李相花は5日に帰国し、6日に江陵(カンヌン)入りする。

一方、フィギュアスケート・ペアに出場するキム・ギュウン(19)、カム・ガンチャン(23)組が韓国選手団の中では最も早く江陵選手村に入った。平昌五輪に出場する144人の韓国選手団のうち、氷上種目に出場する93選手は江陵選手村に宿泊する。


姜泓求 windup@donga.com