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EEZ落下11分前に会見…安倍首相「北朝鮮の暴挙、断じて容認できない」

EEZ落下11分前に会見…安倍首相「北朝鮮の暴挙、断じて容認できない」

Posted November. 30, 2017 09:11,   

Updated November. 30, 2017 09:32

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29日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射すると、日本政府はミサイルが落下する前に記者会見を行うなど速かに対応した。

 

菅義偉官房長官は同日午前4時頃、記者会見を行い、「午前3時18分頃、弾道ミサイルが発射され、1発が日本海のわが国の排他的経済水域(EEZ)内に落下するものとみられる」と明らかにした。実際にミサイルが青森県西方250キロの地点に落下した時間は午前4時11分と推定される。

さらに、小野寺五典防衛相は記者団に対して、北朝鮮が発射したミサイルの射程距離が過去最長と推定されると明らかにした。そして、「北朝鮮のミサイルは、53分間1千キロ飛行した。大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と判断される。ロフテッド軌道で発射され、高度は4千キロをはるかに超える」と伝えた。

また、北朝鮮が発射した1発の弾道ミサイルが複数に分離した様子を捉えたレーダー航跡などの情報を踏まえ、「今回発射された弾道ミサイルが多段式の弾道ミサイルであった可能性もある」とし、「既存ミサイルの改良型なのか、新しいミサイルなのか、引き続き分析する」と説明した。

日本政府は午前6時1分には国家安全保障会議(NSC)を招集し、情報収集と対応を協議した。安倍晋三首相はNSC出席直前、首相官邸で記者団に「(北朝鮮が)このような暴挙を行ったことは断じて容認できない」とし、「いかなる挑発行為にも屈することなく圧力を最大限にまで高めていく」と強調した。

日本政府は同日、ミサイル挑発に対してはミサイル破壊措置や緊急情報を伝える全国瞬間警報システム(Jアラート)などの避難指示システムは稼動しなかった。これに対して菅官房長官は、「ミサイルが日本領土や領海に落下したり、上空を通過したりする可能性がないと判断した」と説明した。



徐永娥 sya@donga.com