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インド・ムンバイの海上橋梁工事、大宇が9502億ウォンで受注

インド・ムンバイの海上橋梁工事、大宇が9502億ウォンで受注

Posted November. 21, 2017 10:07,   

Updated November. 21, 2017 10:15

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インドで最も長い「海上の橋」を建設するプロジェクトの一部区間の工事を、大宇(テウ)建設が獲得した。相次ぐ受注朗報に、現在進めている大宇建設の売却にも弾みがつくだろうという見方が出ている。

大宇建設は、インド・タタグループの建設子会社であるタタプロジェクトリミテッド(TPL)とコンソーシアムを立ち上げて、インド・ムンバイ市の海上橋梁工事の第2工区(7.8キロ)を8億6300万ドル(約9502億ウォン)で受注したと、20日発表した。大宇建設はTPLと設計、購買、施工を共同で実施し、株式の約60%(5億1785万ドル)を持つことになる。

インドムンバイ広域開発庁(MMRDA)が発注したこのプロジェクトは、ムンバイとナビムンバイ新都市とを繋ぐ海上橋を建設する事業である。橋の総延長は21.8キロで、完成すれば、インドで最も長い橋となる。ムンバイ海上橋梁の全体工事費は22億ドル規模である。

建設業界では、大宇建設の豊富な韓国内外での橋建設の経験が、高い点数を獲得したと評価した。現地のタタグループとコンソーシアムを組んだことも、利点として働いた。大宇建設は1995年、自動車工場の建設工事で、インドに初めて進出した。昨年は、ビハール州ガンジス川の橋建設工事を獲得して、16年ぶりにインド市場に再び足を踏み入れた。

大宇建設は今年8月も、オマーンでスペインの建設会社「テクニカスレウニダス」と手を組んで、「ドゥクム精油設備工事」の3つのパッケージのうち、第一パッケージの工事(計27億5000万ドル)を獲得した。海外で大型工事を相次いで獲得したことを受け、現在行われている会社売却作業にも青信号がともるだろうという見通しが出ている。今月13日に大宇建設売却を巡る予備入札が行われ、来月の本入札を経て、来年初めに買収優先交渉対象者が決まる予定となっている。

今回の受注は、韓国内建設業界にも恵みの雨になると思われる。最近、中東産油諸国が積極的な工事発注に二の足を踏んでいることを受け、今年の国内建設会社各社の海外建設受注実績は期待に及ばなかった。中国や欧州企業との価格競争力においても引けを取っている。

海外建設協会によると、今年11月20日現在、海外建設受注額は228億1707万ドルで、前年同期(233億5203万ドル)より2%減少した。



周愛眞 jaj@donga.com