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独島削除の米CIA地図、政府は6ヵ月が経って「確認中」

独島削除の米CIA地図、政府は6ヵ月が経って「確認中」

Posted January. 06, 2015 07:16,   

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米中央情報局(CIA)が作成する「ザ・ワールド・ファクトブック」電子版の韓国地図から独島(ドクト、日本名・竹島)が削除されたことが確認され、外交部が遅れて原因把握に乗り出した。CIAの「ザ・ワールド・ファクトブック」は、世界の主要機関が国家情報を引用する際、基本的に活用する権威ある資料だ。

5日現在、CIAのホームページ(www.cia.gov)「ザ・ワールド・ファクトブック」で韓国を選択すれば、初期画面に韓半島の地図があらわれるが、黒の文字で「鬱陵島(ウルルンド)」は表記されていたが、独島は痕跡はもとより地名すら見あたらなかった。インターネットには、昨年6月20日に最終修正されたと表示されている。同日、最終修正された日本の地図には、独島の位置に島を描き、「リアンクール岩礁」と表示されている。

CIAはこれまで、「1954年に韓国に占領されたリアンクール岩礁に対して韓国と日本が領有権を主張している」という説明と共に、韓国と日本の地図にいずれにも「リアンクール岩礁」を表記してきた。しかし、今回修正された韓国地図では島はもとより名前まで削除したが、日本の地図には2つとも表記し、地図だけ見れば独島が日本の領土という誤解を持たせる。

CIAのこのような変化が意図的だったなら、独島を竹島だとして領有権を主張している日本の対米ロビーがうまくいった可能性が排除できない。誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は、「米国が発刊する地図が結局は世界の標準になる。これを変えることに日本の努力が非常に集中しているとみえる。削除の経緯を把握し、正確な説明を求めるなど、適切な対応が必要だ」と指摘した。

外交部の対応もお粗末だ。地図の修正時期がインターネットに昨年6月20日と明記されているにもかかわらず、5日、「昨年末にインターネットの地図から独島が削除された事実を把握し、変更の理由と今後の方針を米政府に問い合わせている」と明らかにした。半年が過ぎて事態を把握したことを認めたわけだ。CIAは再び、韓国と日本の地図に東海(トンヘ)を「日本海(Sea of Japan)」と表記した。外交部は、「CIAに『日本海』の表記も正すよう求めている」と明らかにした。